ゴールデンビコー（2015年生、母ビコーガイア）

ゴールデンビコー（2015年4月16日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「黄金の＋母名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のストロングリターン（当時9歳）と交配したビコーガイアが13歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は鹿戸正幸。2017年のクロフネ・プレミアムで3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

川島洋人厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2017年）

6月22日、デビュー戦は五十嵐冬樹騎手を鞍上に据えて、牝馬限定2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 曇/不良）に出走。馬体重は424kg。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る恰好となり、で集団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るダンストンラソを次元の違う末脚で交わし去り、最後は6馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

8月15日、中7週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた2戦目は、阿部龍騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのターフチャレンジ2（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

9月20日、中4週で迎えた3戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳地方重賞のフローラルカップ（門別ダート1600m 内回り曇/重）に出走。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず12着に敗れた。

10月10日、中2週で迎えた4戦目は、2歳オープンのクロフネ・プレミアム（門別ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は五十嵐冬樹騎手（1戦1勝）。7頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚に勢いがなく3着に敗れた。

12月30日、約2か月半の間隔を開けて迎えた5戦目は、2歳（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。

3歳（2018年）

1月26日、中3週で迎えた6戦目は、3歳（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（2戦0勝）。15頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に敗れた。

2月23日、中3週で迎えた7戦目は、安藤洋一騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1200m 曇/良）に出走。14頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したレインボーシャークを差し切れず、1馬身1/4差の2着となった。

3月9日、中1週で迎えた8戦目は、3歳（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤洋一騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚を伸ばせず5着に敗れた。

4月7日、中3週で迎えた9戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず14着に終わった。

5月10日、中4週で迎えた10戦目は、3歳（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は安藤洋一騎手（2戦0勝）。13頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、抜け出したメモリーメンヒルを差し切れず、5馬身差の2着となった。

5月25日、中1週で迎えた11戦目は、3歳（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で安藤洋一騎手（3戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、豪快な末脚を爆発させて、最後は2着のソングバトラーに1馬身1/4の差をつけて2勝目を収める

6月26日、中4週で迎えた12戦目は、一般B3六（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で安藤洋一騎手（4戦1勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に敗れた。

7月10日、中1週で迎えた13戦目は、オフト京王閣賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で安藤洋一騎手（5戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走したが、5着に終わった。

8月1日、中2週で迎えた14戦目は、ハーレーダビッドソン賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で安藤洋一騎手（6戦1勝）。15頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では瞬発力に優れた末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

8月13日、中1週で迎えた15戦目は、一般C1三四五（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で安藤洋一騎手（7戦1勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に敗れた。

8月28日、中1週で迎えた16戦目は、Thanksgiving7,152賞（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で安藤洋一騎手（8戦1勝）。13頭立ての11番人気で大外13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では伸びあぐねて11着に終わった。

9月20日、中2週で迎えた17戦目は、スターサファイア賞（大井ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で安藤洋一騎手（9戦1勝）。14頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に終わった。

10月29日、中5週で迎えた18戦目は、一般C1三四（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で安藤洋一騎手（10戦1勝）。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚に勢いがなく8着に終わった。

11月13日、中1週で迎えた19戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、石蕗賞（大井ダート1200m 曇/重）に出走。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に終わった。

12月23日、中5週で馬体重を前走から15kg減らして迎えた20戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では今一つ伸び切れず13着に終わった。

4歳（2019年）

3月9日、約2か月半の間隔を開けて迎えた21戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京芝1600m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で藤田菜七子騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では目立つような脚を使えず14着に終わった。

4月20日、中5週で迎えた22戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では目立つような脚を使えず8着に終わった。

6月30日、中9週で迎えた23戦目は、3歳以上1勝クラス（福島ダート1150m 雨/不良）に出走。鞍上は武士沢友治騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

7月14日、中1週で迎えた24戦目は、3歳以上1勝クラス（福島ダート1150m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で武士沢友治騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず8着に終わった。

9月15日、中8週で迎えた25戦目は、野中悠太郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。14頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず10着に終わった。

9月22日、連闘で迎えた26戦目は、3歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は武士沢友治騎手（3戦0勝）。13頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには加われず8着に終わった。

10月14日、中2週で迎えた27戦目は、3歳以上1勝クラス（東京ダート1300m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で武士沢友治騎手（4戦0勝）。14頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではいいところがなく12着に終わった。

10月26日、中1週で迎えた28戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く14着に終わった。

2019年10月30日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

12月4日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた29戦目は、大原浩司騎手を鞍上に迎えて、初氷賞（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に敗れた。

5歳（2020年）

1月8日、中4週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた30戦目は、水野翔騎手を鞍上に迎えて、一般B4（笠松ダート1600m 晴/重）に出走。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚勢が悪くなり10着に終わった。

1月22日、中1週で迎えた31戦目は、一般B5（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で水野翔騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に終わった。

2020年2月19日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。