キーマスコット（2012年生、母ヘイセイエルザ）

キーマスコット（2012年4月2日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は芦毛。種牡馬のスウェプトオーヴァーボード（当時15歳）と交配したヘイセイエルザが22歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は浜本幸雄。戦績は、地方32戦4勝2着10回。2015年のサファイア賞(地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、浜本幸雄から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、北前孔一郎によって126万円で落札された。

田中正二厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2014年）

5月6日、デビュー戦は岩橋勇二騎手を鞍上に据えて、牝馬限定2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は414kg。11頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に終わった。

5月22日、中1週で迎えた2戦目は、伊藤千尋騎手を鞍上に迎えて、2歳（門別ダート1200m 曇/良）に出走。6頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、勝ったアイルオブワンダーに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

6月5日、中1週で迎えた3戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤千尋騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に終わった。

6月18日、中1週で迎えた4戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、2歳（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。7頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず5着に敗れた。

7月2日、中1週で迎えた5戦目は、牝馬限定2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は伊藤千尋騎手（2戦0勝）。8頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず5着に終わった。

7月16日、中1週で迎えた6戦目は、阪野学騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1200m 曇/良）に出走。11頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず8着に終わった。

9月27日、中9週で迎えた7戦目は、斎藤雄一騎手を鞍上に迎えて、2歳（盛岡ダート1200m 晴/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、ブルーデージーにクビ差交わされて2着に甘んじた。

10月11日、中1週で迎えた8戦目は、2歳B2（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で斎藤雄一騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではビュッとキレる脚で猛進したが、伸びてきたトーホクライデン決め手に屈してアタマ差の2着に甘んじた。

10月18日、連闘で迎えた9戦目は、2歳（盛岡芝1600m 曇/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で斎藤雄一騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目覚ましい伸びを見せたが、伸びてきたコンクエストオール決め手に屈して半馬身差の2着となった。

11月1日、中1週で迎えた10戦目は、2歳戦のフューチャーステップ（盛岡芝1600m 小雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で斎藤雄一騎手（3戦0勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

11月29日、中3週で迎えた11戦目は、2歳B2（水沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で斎藤雄一騎手（4戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るオテロを交わし去り、最後は1馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

12月14日、中1週で迎えた12戦目は、2歳B1（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で斎藤雄一騎手（5戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では目を引く伸びを見せたが、リュウノリボンにハナ差交わされて2着に甘んじた。

12月27日、中1週で迎えた13戦目は、2歳B1（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で斎藤雄一騎手（6戦1勝）。5頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマルケイフロイデに7馬身の差をつけて1番人気に応えた。

3歳（2015年）

4月5日、約3か月半の休み明けで迎えた14戦目は、3歳地方重賞のスプリングカップ（水沢ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は8戦連続で斎藤雄一騎手（7戦2勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では決め手が足りず6着に終わった。

5月16日、中5週で迎えた15戦目は、3歳地方重賞のはまなす賞（盛岡芝1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で斎藤雄一騎手（8戦2勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには加われず5着に敗れた。

5月30日、中1週で迎えた16戦目は、3歳地方重賞のサファイア賞（盛岡芝2400m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で斎藤雄一騎手（9戦2勝）。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったレジェンドロックに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

6月27日、中3週で迎えた17戦目は、3歳B1（水沢ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は11戦連続で斎藤雄一騎手（10戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るチェリーマーシャルを豪脚でクビ差だけ差し切って3勝目を奪取した。

7月12日、中1週で迎えた18戦目は、3歳地方重賞のオパールカップ（盛岡芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で斎藤雄一騎手（11戦3勝）。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず5着に終わった。

8月9日、中3週で迎えた19戦目は、牝馬限定3歳地方重賞のひまわり賞（盛岡ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は13戦連続で斎藤雄一騎手（12戦3勝）。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に敗れた。

9月7日、中3週で迎えた20戦目は、一般B2三（水沢ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は14戦連続で斎藤雄一騎手（13戦3勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、抜け出したスマイルリリーに半馬身届かず2着となった。

9月19日、中1週で迎えた21戦目は、オクトーバーカップターフチャレンジ（盛岡芝1700m 曇/重）に出走。鞍上は15戦連続で斎藤雄一騎手（14戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

10月5日、中1週で迎えた22戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、地域伝統芸能全国大会賞（盛岡芝1600m 曇/良）に出走。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、抜け出したエイプリルラヴに3/4馬身届かず2着となった。

10月18日、中1週で迎えた23戦目は、室根神社特別大祭賞（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高松亮騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びあぐねて4着に敗れた。

11月1日、中1週で迎えた24戦目は、一般B2（盛岡芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は斎藤雄一騎手（15戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では卓抜な伸びを見せたが、ツキミチャンに半馬身交わされて2着に敗北した。

11月15日、中1週で迎えた25戦目は、希望郷いわて国体開催記念金ケ崎町賞（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で斎藤雄一騎手（16戦3勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のタイセイオーシャンに9馬身の差をつけて4勝目を挙げた。

12月12日、中3週で迎えた26戦目は、盛岡地馬産賞（水沢ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で斎藤雄一騎手（17戦4勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

12月29日、中1週で迎えた27戦目は、一般B2二（水沢ダート1600m 小雪/不良）に出走。鞍上は4戦連続で斎藤雄一騎手（18戦4勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったノーティカルスターにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

4歳（2016年）

3月20日、約2か月半の間隔を開けて迎えた28戦目は、花巻御食事処「山水」賞（水沢ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で斎藤雄一騎手（19戦4勝）。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では決め手に欠いて5着に終わった。

4月2日、中1週で迎えた29戦目は、関本淳騎手を鞍上に迎えて、希望郷いわて国体開催記念盛岡市賞（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいいところがなく8着に終わった。

4月18日、中1週で迎えた30戦目は、胆沢桜の回廊賞（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は斎藤雄一騎手（20戦4勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず4着に敗れた。

5月4日、中1週で迎えた31戦目は、岩山公園賞（盛岡ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で斎藤雄一騎手（21戦4勝）。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず4着に終わった。

5月14日、中0週で迎えた32戦目は、ヤンルース賞（盛岡芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で斎藤雄一騎手（22戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に敗れた。