オテロ（2012年生、母ルーシエン）

オテロ（2012年2月8日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のメイショウサムソン（当時9歳）と交配したルーシエンが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、地方32戦3勝2着4回。2015年の岩手ダービーダイヤモンドカップ(地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

林和弘厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2014年）

8月14日、デビュー戦は吉原寛人騎手を鞍上に据えて、2歳戦のスーパーフレッシュチャレンジ2（門別ダート1700m 晴/良）に出走。馬体重は492kg。10頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で猛進したが、勝ったヘブンズゲートにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

9月2日、中2週で迎えた2戦目は、井上俊彦騎手を鞍上に迎えて、2歳（門別ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

10月14日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、2歳（門別ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で井上俊彦騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に敗れた。

11月17日、中4週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた4戦目は、斎藤雄一騎手を鞍上に迎えて、2歳B2（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、マルケイフロイデに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

11月29日、中1週で迎えた5戦目は、関本淳騎手を鞍上に迎えて、2歳B2（水沢ダート1400m 雨/不良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち味のタフさで最後まで奮闘したが、キーマスコットに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

12月14日、中1週で迎えた6戦目は、2歳B2（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は斎藤雄一騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず4着に敗れた。

12月28日、中1週で迎えた7戦目は、2歳B2一（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で斎藤雄一騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るハッピーボーイを自慢の末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

3歳（2015年）

4月6日、約3か月半の休養明けで迎えた8戦目は、3歳B1一（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で斎藤雄一騎手（3戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではしっかりと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のチェリーマーシャルをアタマ差振り切って単勝一倍台の期待に応えた。

4月19日、中1週で迎えた9戦目は、3歳戦の桜蔭（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で斎藤雄一騎手（4戦2勝）。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず4着に敗れた。

5月3日、中1週で迎えた10戦目は、3歳戦の新食感!岩手・盛岡純米めん賞（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で斎藤雄一騎手（5戦2勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るオンブラウニーを驚異的な末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

5月18日、中1週で迎えた11戦目は、3歳戦のアメジスト賞（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で斎藤雄一騎手（6戦3勝）。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入った。

6月1日、中1週で迎えた12戦目は、3歳地方重賞の岩手ダービーダイヤモンドカップ（盛岡ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で斎藤雄一騎手（7戦3勝）。6頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが劣勢になり3着に敗れた。

6月27日、中3週で迎えた13戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、3歳B1（水沢ダート1600m 雨/不良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

7月27日、中3週で迎えた14戦目は、3歳戦のアンバー賞（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は斎藤雄一騎手（8戦3勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

8月8日、中1週で迎えた15戦目は、3歳戦の贅沢微糖杯（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で斎藤雄一騎手（9戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

8月22日、中1週で迎えた16戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、一般B2二（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

9月7日、中1週で迎えた17戦目は、一般B2二（水沢ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は斎藤雄一騎手（10戦3勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びを欠き4着に敗れた。

9月19日、中1週で迎えた18戦目は、坂口裕一騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞のイーハトーブマイル（盛岡ダート1600m 曇/不良）に出走。12頭立ての10番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚にキレが無く9着に終わった。

10月5日、中1週で迎えた19戦目は、南郷家全騎手を鞍上に迎えて、盛岡市産業まつり賞（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい9着に敗れた。

10月17日、中1週で迎えた20戦目は、奥州水沢グルメまつり賞（盛岡ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で南郷家全騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり12着に終わった。

11月2日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた21戦目は、一般B2三（盛岡ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は斎藤雄一騎手（11戦3勝）。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では見せ場なく10着に終わった。

11月29日、中3週で馬体重を前走から7kg戻して迎えた22戦目は、一般B2三（水沢ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で斎藤雄一騎手（12戦3勝）。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で追い上げたが、抜け出したスズカグランデに3/4馬身届かず2着となった。

12月12日、中1週で迎えた23戦目は、一般B2四（水沢ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で斎藤雄一騎手（13戦3勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

12月28日、中1週で迎えた24戦目は、釜石ラーメン賞（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で斎藤雄一騎手（14戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず4着に敗れた。

4歳（2016年）

1月3日、連闘で迎えた25戦目は、初日の出賞（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で斎藤雄一騎手（15戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

3月28日、約3か月の間隔を開けて迎えた26戦目は、春霞賞（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で斎藤雄一騎手（16戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。

4月10日、中1週で迎えた27戦目は、希望郷いわて国体開催記念八幡平市賞（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で斎藤雄一騎手（17戦3勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場を作れず5着に敗れた。

4月25日、中1週で迎えた28戦目は、種山高原賞（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で斎藤雄一騎手（18戦3勝）。7頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには参加できず3着に終わった。

5月4日、連闘で迎えた29戦目は、一般C1五（盛岡ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は9戦連続で斎藤雄一騎手（19戦3勝）。7頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず3着に終わった。

5月23日、中2週で迎えた30戦目は、フラッシュポイント賞（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で斎藤雄一騎手（20戦3勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

6月6日、中1週で迎えた31戦目は、一般C2二（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で斎藤雄一騎手（21戦3勝）。8頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に終わった。

7月24日、中6週で迎えた32戦目は、一般C2四（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で斎藤雄一騎手（22戦3勝）。8頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に終わった。