ヴァイトブリック（2016年生、母ヴァイスハイト）

ヴァイトブリック（2016年4月3日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「先見の明、見晴らし(独)。母名より連想」。毛色は青鹿毛。種牡馬のシンボリクリスエス（当時17歳）と交配したヴァイスハイトが13歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。2019年の兵庫チャンピオンシップ(Jpn2)で2着に入った他、2019年のヒヤシンスステークス(オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

キャロットクラブにて総額2,800万円（7万×400口）で一口馬主が募集された。

和田正一郎厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2018年）

10月14日、デビュー戦は藤岡佑介騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は486kg。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のドゥエルメスに約10馬身の大差をつけて初白星を挙げた。

12月8日、中7週で迎えた2戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では異次元の末脚を弾けさせて楽々と抜け出し、最後は2着のセイカヤマノに3馬身の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

3歳（2019年）

2月17日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、3歳オープンのヒヤシンスステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見事な伸び脚で驀進したが、伸びてきたオーヴァルエース決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

5月2日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から18kg絞って迎えた4戦目は、3歳Jpn2の兵庫チャンピオンシップ（園田ダート1870m 晴/重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では印象的な伸び脚で猛追したが、勝ったクリソベリルに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

6月16日、中5週で迎えた5戦目は、3歳G3のユニコーンステークス（東京ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で戸崎圭太騎手（3戦1勝）。13頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に敗れた。

8月4日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、3歳G3のレパードステークス（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で戸崎圭太騎手（4戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず6着に敗れた。

9月22日、中6週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた7戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの内房ステークス（中山ダート1800m 曇/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に敗れた。

11月23日、中8週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた8戦目は、W.ビュイック騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの銀嶺ステークス（東京ダート1400m 雨/不良）に出走。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず11着に敗れた。

4歳（2020年）

2月9日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた9戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの白嶺ステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではキレのいい末脚を繰り出し、3着に入った。

4月26日、約2か月半の間隔を開けて迎えた10戦目は、L.ヒューイットソン騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの鎌倉ステークス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚にキレが無く12着に敗れた。

7月4日、中9週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた11戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの安達太良ステークス（福島ダート1700m 曇/不良）に出走。15頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が続かず、4着に終わった。

10月10日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から6kg戻して迎えた12戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの神無月ステークス（東京ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は丸山元気騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には届かず6着に敗れた。

11月14日、中4週で迎えた13戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの摩耶ステークス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露し、4着に入った。

12月5日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの北総ステークス（中山ダート1800m 小雨/稍重）に出走。鞍上は丸山元気騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に敗れた。

5歳（2021年）

3月6日、約3か月の休み明けで迎えた15戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの上総ステークス（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（1戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では切れる脚を使えず13着に敗れた。

4月11日、中4週で迎えた16戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの梅田ステークス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に終わった。

10月9日、約6か月の休み明けで迎えた17戦目は、石神深一騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。14着に敗れた。

10月31日、中2週で迎えた18戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石神深一騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で大外14番ゲートからスタート。最後は、2着のグローリーグローリに1馬身1/4の差をつけて久しぶりに勝利を挙げた。

6歳（2022年）

1月22日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた19戦目は、障害4歳以上オープン（小倉障害芝2860m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石神深一騎手（2戦1勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。9着に敗れた。

4月2日、中9週で迎えた20戦目は、三木ホースランドパークジャンプステークス（阪神障害芝3140m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で石神深一騎手（3戦1勝）。14頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。14着に終わった。

5月21日、中6週で迎えた21戦目は、蓑島靖典騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上オープン（新潟障害芝3290m 外→内曇/良）に出走。13頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。

7月30日、中9週で迎えた22戦目は、J・G3の新潟ジャンプステークス（新潟障害芝3250m 外→内晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蓑島靖典騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で大外14番ゲートからスタート。7着に終わった。

10月22日、約3か月の間隔を開けて迎えた23戦目は、障害3歳以上オープン（新潟障害芝3250m 外→内曇/良）に出走。鞍上は石神深一騎手（4戦1勝）。13頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。6着に敗れた。

12月3日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた24戦目は、イルミネーションジャンプステークス（中山障害芝3570m 曇/良）に出走。鞍上は蓑島靖典騎手（2戦0勝）。14頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。10着に終わった。

2022年12月10日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。