ナリス（2016年生、母ナックオフィス）

ナリス（2016年3月17日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「いて座δ星カウスメリディオナリスより」。毛色は鹿毛。種牡馬のディープブリランテ（当時7歳）と交配したナックオフィスが19歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は中川哲也。主な勝ち鞍は2020年の脊振山特別(1勝クラス)。

経歴

デビュー前

今野貞一厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2019年）

1月5日、デビュー戦は北村友一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。馬体重は474kg。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、かなり遅いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、シュリに半馬身交わされて2着となった。

1月26日、中2週で迎えた2戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では卓抜な伸びを見せたが、勝ったリャスナにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

2月16日、中2週で迎えた3戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝2000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、緩やかなペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鋭く末脚を伸ばして、最後は2着のシャムラマートに2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

3月23日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、牝馬限定3歳500万下の君子蘭賞（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は北村友一騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

4月28日、中4週で迎えた5戦目は、3歳500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（1戦1勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

5月11日、中1週で迎えた6戦目は、3歳500万下のあやめ賞（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

5月26日、中1週で迎えた7戦目は、3歳500万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤岡康太騎手（3戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではキレのいい末脚を発揮したが、3着に終わった。

8月11日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は北村友一騎手（2戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では全く伸びず10着に敗れた。

8月31日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上1勝クラスの八幡特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。逃げを打ち、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず11着に敗れた。

9月22日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（4戦1勝）。18頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で猛追したが、勝ったソシアルクラブに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

10月19日、中3週で迎えた11戦目は、3歳以上1勝クラス（京都芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（5戦1勝）。18頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、4着に終わった。

12月14日、中7週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた12戦目は、3歳以上1勝クラスの豊川特別（中京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤岡康太騎手（6戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では圧巻の末脚を発揮したが、5着に終わった。

4歳（2020年）

1月25日、中5週で迎えた13戦目は、4歳以上1勝クラスの脊振山特別（小倉芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で藤岡康太騎手（7戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線に入ると、前で粘るパルフェクォーツを凄まじい末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて1着ゴールを果たした。

2月16日、中2週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの玄海特別（小倉芝1800m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で藤岡康太騎手（8戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が鈍り14着に敗れた。

4月25日、中9週で迎えた15戦目は、4歳以上2勝クラスの六波羅特別（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で藤岡康太騎手（9戦2勝）。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を発揮したが、3着に終わった。

5月16日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上2勝クラスの御池特別（京都芝1400m 外回り雨/重）に出走。鞍上は7戦連続で藤岡康太騎手（10戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず5着に敗れた。

7月4日、中6週で迎えた17戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上2勝クラスの松島特別（福島芝1800m 曇/重）に出走。13頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では決め手が足りず6着に敗れた。

7月18日、中1週で迎えた18戦目は、3歳以上2勝クラスの戎橋特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中井裕二騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に敗れた。

8月22日、中4週で迎えた19戦目は、3歳以上2勝クラスの宮崎特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（11戦2勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではいいところがなく8着に敗れた。

11月21日、約3か月の休養明けで迎えた20戦目は、牝馬限定の3歳以上2勝クラスの瀬戸内海特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（12戦2勝）。15頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず7着に終わった。

12月19日、中3週で迎えた21戦目は、3歳以上2勝クラスの有松特別（中京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤岡康太騎手（13戦2勝）。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着に入った。

5歳（2021年）

1月10日、中2週で迎えた22戦目は、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの渥美特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤岡康太騎手（14戦2勝）。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では見せ場なく12着に終わった。

6月13日、約5か月の休み明けで迎えた23戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの桑園特別（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に敗れた。

6月26日、中1週で迎えた24戦目は、牝馬限定の3歳以上2勝クラスのポプラ特別（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で団野大成騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず5着に終わった。

7月24日、中3週で迎えた25戦目は、牝馬限定の3歳以上2勝クラス（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で団野大成騎手（2戦0勝）。14頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず11着に終わった。

12月18日、約5か月の休養明けで迎えた26戦目は、荻野琢真騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの大須特別（中京ダート1400m 晴/重）に出走。15頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では脚を伸ばせず13着に終わった。

6歳（2022年）

1月20日、中4週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた27戦目は、戸部尚実騎手を鞍上に迎えて、地方重賞のマイル争覇オープン（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では決め手が足りず7着に終わった。

3月10日、中6週で迎えた28戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、弥生昇竜戦（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。