リトルモンスター（2016年生、母Pashmina）

リトルモンスター（2016年3月7日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「小さい＋モンスター」。毛色は鹿毛。種牡馬のInto Mischief（当時11歳）と交配したPashminaが19歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地4戦0勝2着3回。主な勝ち鞍は2020年の4歳以上2勝クラス。

経歴

デビュー前

武井亮厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2018年）

7月14日、デビュー戦は横山典弘騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は468kg。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では決め手が足りず8着に敗れた。

10月13日、約3か月の休み明けで迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では卓抜な伸び脚で猛追したが、抜け出したハクナマタタにクビ差届かず2着に惜敗した。

10月28日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では弾けるような伸び脚で急追したが、勝ったアナスタシオに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

11月17日、中2週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で横山典弘騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したホウオウモントレーを差し切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

3歳（2019年）

2月11日、約3か月の間隔を開けて迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で横山典弘騎手（4戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

3月2日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で横山典弘騎手（5戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

4月28日、中7週で迎えた7戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、凄まじい末脚を爆発させて、最後は2着のホウオウソルジャーに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

6月8日、中5週で迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラス（東京ダート1300m 曇/重）に49kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で藤田菜七子騎手（1戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では稲妻のような末脚を発揮したが、5着に終わった。

6月23日、中1週で迎えた9戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（東京ダート1400m 曇/重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには参加できず8着に敗れた。

10月14日、約4か月の休み明けで迎えた10戦目は、3歳以上1勝クラス（東京ダート1400m 曇/重）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は藤田菜七子騎手（2戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では閃光の如き末脚を発揮したが、3着に終わった。

11月3日、中2週で迎えた11戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（東京ダート1600m 曇/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で追い上げたが、抜け出したオーバーディリバーを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

12月8日、中4週で迎えた12戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京ダート1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

4歳（2020年）

2月16日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、4歳以上1勝クラス（東京ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上はC.ルメール騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のヴィーダを3/4馬身振り切って制した。

3月7日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた14戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（阪神ダート1400m 曇/稍重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では見所を作れず15着に敗れた。

4月25日、中6週で迎えた15戦目は、D.レーン騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では猛烈な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のボストンテソーロに2馬身半の差をつけて優勝

5月17日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上3勝クラスのBSイレブン賞（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でD.レーン騎手（1戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では脚が残っておらず16着に敗れた。

9月27日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた17戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの桶狭間ステークス（中京ダート1400m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではいい脚を見せられず13着に敗れた。

10月18日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上3勝クラスのテレビ静岡賞（東京ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は松若風馬騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では目立つような脚を使えず12着に敗れた。

11月8日、中2週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの道頓堀ステークス（阪神芝1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で松若風馬騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では見せ場を作れず16着に終わった。

2020年11月12日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。