アナスタシオ（2016年生、母ロードクロサイト）

アナスタシオ（2016年3月23日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「イタリア語で復活を意味する人名」。毛色は青鹿毛。種牡馬のダイワメジャー（当時15歳）と交配したロードクロサイトが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は株式会社ノースヒルズ。主な勝ち鞍は2018年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

矢作芳人厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2018年）

7月14日、デビュー戦はM.デムーロ騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（中京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は450kg。15頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず8着に敗れた。

8月5日、中2週で迎えた2戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。敢然と端をきり、非常に緩いペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

10月13日、中9週で迎えた3戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚にキレが無く5着に終わった。

10月28日、中1週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は福永祐一騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。先手を取り、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のリトルモンスターに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

12月15日、中6週で迎えた5戦目は、中谷雄太騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下の寒椿賞（中京ダート1400m 晴/稍重）に出走。13頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、かなりのスローペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって12着に終わった。

3歳（2019年）

1月6日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた6戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。14頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、5着を確保した。

1月27日、中2週で迎えた7戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ハナを奪い、緩いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて8着に終わった。

2月23日、中3週で迎えた8戦目は、3歳500万下（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は坂井瑠星騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、タフなペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天賦の負けん気を発揮してゴールまで勇戦し、3着を確保した。

3月17日、中2週で迎えた9戦目は、藤井勘一郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳500万下（阪神ダート1400m 曇/稍重）に出走。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい13着に敗れた。

6月30日、約3か月半の休み明けで迎えた10戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京ダート1400m 雨/不良）に出走。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では末脚が続かず、5着に終わった。

7月21日、中2週で迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（中京ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克駿騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく12着に敗れた。

9月16日、中7週で迎えた12戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は坂井瑠星騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、5着に終わった。

9月29日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井瑠星騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚がパッとせず13着に敗れた。

4歳（2020年）

1月27日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた14戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、あつぎ飯山桜まつり特別（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。14頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。

3月2日、中4週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた15戦目は、「ご縁の国しまね」特別（川崎ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るジョーマキアートを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて久しぶりに白星を挙げた。

4月17日、中6週で迎えた16戦目は、春望特別（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見所を作れず7着に敗れた。

5月11日、中2週で迎えた17戦目は、開成町あしがり郷瀬戸屋敷記念（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で森泰斗騎手（3戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして難なく抜け出し、最後は2着のエスプリブラウンに3馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

6月12日、中4週で迎えた18戦目は、湘南平賞（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で森泰斗騎手（4戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚が続かず、4着に終わった。

7月10日、中3週で迎えた19戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、日刊スポーツ賞（大井ダート1400m 曇/重）に出走。13頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。先手を取り、若干速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の豊富なスタミナで最後まで奮戦したが、ペネトラーレに交わされて2馬身差の2着となった。

8月7日、中3週で迎えた20戦目は、蝉時雨賞（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は森泰斗騎手（5戦2勝）。6頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の力で末脚を持続させて、最後は2着のジョワラルムに1馬身半の差をつけてファンの支持に応えた。

8月28日、中2週で迎えた21戦目は、桜井光輔騎手を鞍上に迎えて、はだの丹沢クライミングパーク開設記念（川崎ダート900m 晴/良）に出走。5頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり4着に敗れた。

9月15日、中2週で迎えた22戦目は、涼秋特別（川崎ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は山崎誠士騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。