ジョーマキアート（2015年生、母ジョーイロンデル）

ジョーマキアート（2015年4月14日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋カフェマキアートより。父名より連想」。毛色は芦毛。種牡馬のジョーカプチーノ（当時9歳）と交配したジョーイロンデルが11歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は斉藤政志。主な勝ち鞍は2020年の麗日特別(一般B2三 B3一ハンデ)。

経歴

デビュー前

清水久詞厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2018年）

2月3日、デビュー戦は荻野極騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は460kg。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。端に立つ形となり、超スローペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、5着に終わった。

2月25日、中2週で迎えた2戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1800m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では天性の負けじ心を発揮してゴールまで力闘したが、4着に終わった。

3月4日、連闘で迎えた3戦目は、3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で藤田菜七子騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。最後はバテてしまい9着に敗れた。

5月5日、中8週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は荻野極騎手（1戦0勝）。17頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では伸びあぐねて12着に敗れた。

7月1日、中7週で迎えた5戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1600m 晴/良）に出走。15頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり6着に終わった。

8月11日、中5週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた6戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての5番人気で大外18番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、3着に入った。

8月19日、連闘で馬体重を前走から12kg戻して迎えた7戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや衰え、5着に終わった。

9月2日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は浜中俊騎手（1戦0勝）。18頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘したが、6着に終わった。

10月22日、中6週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた9戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、一般C2四五（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではきっちりと末脚を伸ばして、最後は2着のマグナスエフェクトをアタマ差振り切って待望の初白星を挙げた。

11月5日、中1週で迎えた10戦目は、楓賞（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を爆発させて楽々と抜け出し、最後は2着のカズノスイセイに3馬身の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

11月23日、中2週で迎えた11戦目は、一般C1五六（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（2戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のストロングリアンに2馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

4歳（2019年）

2月14日、約3か月の間隔を開けて迎えた12戦目は、バレンタインデー特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で森泰斗騎手（3戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を奪い、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

3月1日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた13戦目は、川崎競馬1年間しめくくり特別（川崎ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で森泰斗騎手（4戦3勝）。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ドリームポリーニに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

7月8日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から17kg戻して迎えた14戦目は、一般C1一二（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で森泰斗騎手（5戦3勝）。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が衰えて10着に敗れた。

10月10日、約3か月の休み明けで馬体重を前走からさらに18kg増やして迎えた15戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、秋の空特別（浦和ダート2000m 曇/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後はバタバタになってしまい8着に敗れた。

10月25日、中1週で迎えた16戦目は、よこすかカレー大使記念（川崎ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばしてあっさりと抜け出し、最後は2着のマイシップに3馬身の差をつけて4勝目を手にした。

12月23日、中7週で迎えた17戦目は、橋本直哉騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の師走特別（浦和ダート1500m 晴/不良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に敗れた。

5歳（2020年）

1月2日、中0週で迎えた18戦目は、時計修理のクイック新春記念（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は左海誠二騎手（2戦1勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に差を詰めて、最後は2着のショウナンマボロシをアタマ差振り切って先頭ゴールを果たした。

3月2日、中8週で迎えた19戦目は、「ご縁の国しまね」特別（川崎ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（3戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではビュッと切れる脚を見せたが、アナスタシオに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

3月23日、中2週で迎えた20戦目は、ハンデ戦の麗日特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で左海誠二騎手（4戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。主導権を握り、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせてあっさりと抜け出し、最後は2着のレインハートに5馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

4月24日、中4週で迎えた21戦目は、夏初月特別（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で左海誠二騎手（5戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

8月28日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた22戦目は、吉留孝司騎手を鞍上に迎えて、はだの表丹沢森林セラピーロード認定記念（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に敗れた。

6歳（2021年）

1月20日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から11kg絞って迎えた23戦目は、汐見坂賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は左海誠二騎手（6戦3勝）。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。端を奪う形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい9着に終わった。

4月19日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から9kg戻して迎えた24戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、若草特別（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。14頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が鈍り11着に敗れた。

9月23日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた25戦目は、紅葉月特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は左海誠二騎手（7戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい6着に敗れた。

9月28日、連闘で馬体重を前走から15kg絞って迎えた26戦目は、招き猫特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（8戦3勝）。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。果敢に端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり11着に敗れた。

7歳（2022年）

1月19日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から9kg戻して迎えた27戦目は、七夕裕次騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の睦月特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一際目立つ伸びを見せたが、ミロヴィーナスに交わされて1馬身半差の2着となった。

3月18日、中7週で迎えた28戦目は、彼岸の入り特別（浦和ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は本橋孝太騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を取り、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のキングバーグに5馬身の差をつけて久しぶりに白星を挙げた。

4月29日、中5週で迎えた29戦目は、昭和の日特別（浦和ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で本橋孝太騎手（2戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が鈍り7着に敗れた。

5月31日、中4週で迎えた30戦目は、室陽一朗騎手を鞍上に迎えて、双子座特別（浦和ダート1500m 曇/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。端をきる形となり、後続との差を2馬身以上キープして、やや遅いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、カールスバートに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

8月11日、中9週で迎えた31戦目は、中島良美騎手を鞍上に迎えて、山の日特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を爆発させて悠々と抜け出し、最後は2着のコウユーラヴラヴに3馬身の差をつけて8勝目を奪取した。

8月30日、中2週で迎えた32戦目は、ハンデ戦の処暑特別（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で中島良美騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、リンクスショウにクビ差交わされて2着に甘んじた。

10月18日、中6週で迎えた33戦目は、ハンデ戦の神無月特別（浦和ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で中島良美騎手（2戦1勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず11着に敗れた。

8歳（2023年）

1月10日、約3か月の間隔を開けて迎えた34戦目は、福原杏騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の初見月特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。端に立つ形となり、やや遅いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい5着に敗れた。

2月1日、中2週で迎えた35戦目は、猛虎特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で福原杏騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いが甘くなり、4着に終わった。

4月6日、中8週で迎えた36戦目は、小林捺花騎手を鞍上に迎えて、卯の花月特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、やや速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の忍耐力で最後まで崩れずに走り抜いたが、レッドアーチャーに半馬身交わされて2着となった。

4月24日、中2週で迎えた37戦目は、木澤奨騎手を鞍上に迎えて、清和月特別（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではいいところがなく4着に敗れた。

5月19日、中3週で迎えた38戦目は、開成町阿波おどり特別（川崎ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で木澤奨騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に終わった。

7月26日、中9週で迎えた39戦目は、菅原涼太騎手を鞍上に迎えて、三浦すいか特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず14着に終わった。

10月20日、約3か月の間隔を開けて迎えた40戦目は、紅葉特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は中島良美騎手（3戦1勝）。11頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に終わった。