メイショウオウヒ（2008年生、母アルペンローズ）

メイショウオウヒ（2008年5月7日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋桜妃」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のマンハッタンカフェ（当時10歳）と交配したアルペンローズが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）三嶋牧場。戦績は、中央平地17戦0勝2着3回、地方5戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は2012年のツグミ賞(一般C1 C2 牝)。

経歴

デビュー前

西浦勝一厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2011年）

1月23日、デビュー戦は勝浦正樹騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（小倉芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は434kg。13頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に敗れた。

5月14日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた2戦目は、長谷川浩大騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に終わった。

8月14日、約3か月の休養明けで馬体重を前走からさらに12kg増やして迎えた3戦目は、3歳未勝利（札幌芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（1戦0勝）。15頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ伸び切れず11着に終わった。

9月10日、中3週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたヴィザヴィ決め手に屈して半馬身差の2着となった。

4歳（2012年）

1月12日、約4か月の休養明けで迎えた5戦目は、山田信大騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳C3（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では、そのまま渾身の力で粘り込んで突き抜け、最後は2着のアリューアレーヌに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

2月9日、中3週で迎えた6戦目は、一般C2八九（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で山田信大騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、勝ったキンバーライトに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

2月21日、中1週で迎えた7戦目は、一般C2六（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山田信大騎手（2戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したリアルボイスにアタマ差届かず2着に甘んじた。

3月12日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定戦のツグミ賞（船橋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で山田信大騎手（3戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて楽々と抜け出し、最後は2着のミヤビリーティーに4馬身の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

4月2日、中2週で迎えた9戦目は、牝馬限定戦のチドリ賞（船橋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で山田信大騎手（4戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るボールドスマッシュを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

5月19日、中6週で迎えた10戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では弾けるような伸び脚で追い上げたが、抜け出したスマイリングムーンにハナ差届かず2着となった。

6月9日、中2週で迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では見所を作れず11着に敗れた。

8月11日、中8週で迎えた12戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。13頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に敗れた。

8月26日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮し、3着に入った。

9月2日、連闘で迎えた14戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で津村明秀騎手（2戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、4着に終わった。

5歳（2013年）

1月20日、約4か月半の休養明けで迎えた15戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず9着に敗れた。

2月3日、中1週で迎えた16戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で急追したが、抜け出したボストンサクラにクビ差届かず2着となった。

2月17日、中1週で迎えた17戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は国分優作騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

3月10日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で国分優作騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず8着に敗れた。

3月24日、中1週で迎えた19戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走したが、3着に終わった。

6歳（2014年）

1月18日、約10か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた20戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（3戦0勝）。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず8着に敗れた。

2月9日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた21戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1700m 小雨/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（4戦0勝）。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではいいところがなく15着に敗れた。

3月1日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた22戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/重）に出走。13頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に敗れた。