スイフトバトラー（1994年生、母エルデスト）

スイフトバトラー（1994年4月29日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のフレンチグローリー（当時8歳）と交配したエルデストが12歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）猪野毛牧場。戦績は、中央平地23戦1勝2着1回、地方4戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は1998年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

サンデーサラブレッドクラブにて総額1,200万円（60万×20口）で一口馬主が募集された。

加賀武見厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1996年）

9月1日、デビュー戦は坂本勝美騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（函館芝1200m 小雨/重）に出走。馬体重は446kg。9頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では決め手が足りず6着に終わった。

9月21日、中2週で迎えた2戦目は、徳吉孝士騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（函館ダート1000m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。5頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず4着に終わった。

3歳（1997年）

4月27日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた3戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に終わった。

5月10日、中1週で迎えた4戦目は、横山義行騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟芝1200m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では速い脚を使えず10着に終わった。

6月7日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた5戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（函館ダート1000m 曇/良）に出走。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

6月21日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（函館ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に敗れた。

6月28日、連闘で迎えた7戦目は、4歳未勝利（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤哲三騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では出色の末脚を繰り出したが、3着に終わった。

7月24日、中3週で迎えた8戦目は、伊藤直人騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のポラリス特別（旭川ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。4着に終わった。

8月5日、中1週で迎えた9戦目は、3歳戦のスピカ特別（旭川ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は佐藤哲三騎手（3戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったトミケンパールからアタマ差の2着に甘んじた。

8月17日、中1週で迎えた10戦目は、4歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（4戦0勝）。11頭立ての3番人気で12番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、勝ったゼペットに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

8月30日、中1週で迎えた11戦目は、4歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤哲三騎手（5戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮したが、3着に終わった。

9月14日、中1週で迎えた12戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

9月23日、連闘で迎えた13戦目は、本田優騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の桂沢湖特別（岩見沢ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のゴールデンウィートに3/4馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

4歳（1998年）

5月2日、約7か月半の休み明けで迎えた14戦目は、5歳以上500万下（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は佐藤哲三騎手（6戦0勝）。16頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始6番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く8着に終わった。

5月23日、中2週で迎えた15戦目は、5歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（7戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

6月7日、中1週で迎えた16戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中京芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

7月11日、中4週で迎えた17戦目は、5歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は小林淳一騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では閃光の如き末脚を繰り出し、4着に入り込んだ。

8月1日、中2週で迎えた18戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝1200m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

8月23日、中2週で迎えた19戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では鬼脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のクイックドロウをアタマ差振り切って1着ゴールを果たした。

9月12日、中2週で迎えた20戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山芝2200m 外回り曇/良）に出走。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではキレのある末脚を繰り出したが、3着に終わった。

10月11日、中3週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下の桑折特別（福島芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は大西直宏騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

11月1日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた22戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート2100m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に敗れた。

11月26日、中3週で迎えた23戦目は、’98フェイスフルレイン特別（4）（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は大西直宏騎手（2戦1勝）。14頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、5着に終わった。

5歳（1999年）

2月27日、約3か月の休養明けで迎えた24戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/不良）に出走。14頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず10着に終わった。

6月5日、約3か月半の休養明けで迎えた25戦目は、二本柳壮騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では今一つ伸び切れず15着に終わった。

6月27日、中2週で迎えた26戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではいいところがなく12着に終わった。

7月17日、中2週で迎えた27戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず8着に終わった。