オリエンタルバレー（2003年生、母ウィスキーカラー）

オリエンタルバレー（2003年4月15日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「東洋の舞踊」。毛色は栗毛。種牡馬のブライアンズタイム（当時18歳）と交配したウィスキーカラーが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は佐々木康治。戦績は、中央平地9戦0勝、地方20戦10勝2着5回。主な勝ち鞍は2007年の3歳以上B3一。

経歴

デビュー前

大江原哲厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2006年）

9月24日、デビュー戦は後藤浩輝騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は496kg。15頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く12着に敗れた。

10月28日、中4週で迎えた2戦目は、穂苅寿彦騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で大外16番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず14着に終わった。

4歳（2007年）

1月16日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、小牧毅騎手を鞍上に迎えて、4歳以上D7一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したワードフューチャーを捕まえ切れず、2馬身差の2着に敗北した。

1月31日、中1週で迎えた4戦目は、4歳以上D7一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧毅騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のテンシノナミダに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

2月22日、中2週で迎えた5戦目は、4歳以上D3一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小牧毅騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のダイゴハヤテに3馬身の差をつけて2勝目を収める

3月13日、中2週で迎えた6戦目は、4歳以上D2三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小牧毅騎手（3戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のトウカイベストに6馬身の差をつけて制した。

4月11日、中3週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた7戦目は、4歳以上C8三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で小牧毅騎手（4戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のワードフューチャーをクビ差振り切って破竹の4連勝を決めた。

4月26日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上C6二（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で小牧毅騎手（5戦4勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のアンゼリカに4馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

5月23日、中3週で迎えた9戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で小牧毅騎手（6戦5勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

6月6日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で小牧毅騎手（7戦5勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、テイケイジェットに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

6月19日、中1週で迎えた11戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1二（姫路ダート1400m 曇/重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のフジヤマシェーバーをアタマ差振り切って1番人気に応えた。

8月9日、中6週で迎えた12戦目は、三野孝徳騎手を鞍上に迎えて、フリーマーケット開催記念特別（園田ダート1230m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では決め手が足りず7着に敗れた。

9月19日、中5週で迎えた13戦目は、3歳以上C1一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で三野孝徳騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に敗れた。

10月2日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上B3一（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で三野孝徳騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のシンボリスキャンに3馬身半の差をつけて優勝

10月17日、中1週で迎えた15戦目は、カシの木特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で三野孝徳騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では迫力十分の伸びを見せたが、伸びてきたシンボリスキャン決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

5歳（2008年）

1月19日、約3か月の休み明けで迎えた16戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後はバタバタになってしまい12着に終わった。

1月27日、連闘で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西田雄一郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に終わった。

2月9日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（小倉芝2000m 曇/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で西田雄一郎騎手（2戦0勝）。15頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚を伸ばせず7着に終わった。

3月16日、中4週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた19戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で西田雄一郎騎手（3戦0勝）。15頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

6歳（2009年）

1月11日、約10か月の休み明けで馬体重を前走から14kg戻して迎えた20戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/良）に出走。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚に勢いがなく16着に敗れた。

1月18日、連闘で迎えた21戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中博康騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に敗れた。

2月14日、中3週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は西田雄一郎騎手（4戦0勝）。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではいいところがなく8着に終わった。

3月27日、中5週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた23戦目は、中西達也騎手を鞍上に迎えて、一般B2（高知ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、マルタカウェルカムに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

4月11日、中1週で迎えた24戦目は、一般C2（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中西達也騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のマルタカサンクスに6馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

5月3日、中2週で迎えた25戦目は、西山裕貴騎手を鞍上に迎えて、ミツバツツジ特別（高知ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のルタンティールに2馬身半の差をつけて9勝目をつかんだ。

5月10日、連闘で迎えた26戦目は、一般B3（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は中西達也騎手（2戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

5月24日、中1週で迎えた27戦目は、倉兼育康騎手を鞍上に迎えて、一般B3（高知ダート1400m 晴/重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るセトクラウンを上がり0位の末脚で3/4馬身差し切って単勝一倍台の期待に応えた。

6月5日、中1週で迎えた28戦目は、四万十悠久の流れ特別（高知ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で倉兼育康騎手（1戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したボーマタンを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

7月10日、中4週で迎えた29戦目は、高知まんが甲子園特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は西山裕貴騎手（1戦1勝）。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚勢がやや鈍り、4着に終わった。