サンライトウェルズ（1996年生、母ヒメハヤブサ）

サンライトウェルズ（1996年5月31日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のスキャン（当時8歳）と交配したヒメハヤブサが5歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者はハヤシファーム。戦績は、中央平地20戦1勝2着4回、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は1999年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ハヤシファームから「北海道8月市場サラブレッド2歳」に上場され、主取によって円で落札された。

蛯名信広厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1998年）

10月10日、デビュー戦は橋本広喜騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（東京ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は440kg。7頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。端を奪い、かなり厳しいペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のスタミナで最後まで奮戦したが、ダイワプレジールにクビ差交わされて2着となった。

10月25日、中1週で迎えた2戦目は、鹿戸雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（東京ダート1200m 晴/稍重）に出走。7頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場なく4着に敗れた。

11月1日、連闘で迎えた3戦目は、堂山直樹騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（東京ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚に勢いがなく9着に終わった。

3歳（1999年）

1月6日、中8週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた4戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は橋本広喜騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、凄まじいハイペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮闘したが、シルキーシャインにクビ差交わされて2着となった。

1月23日、中1週で迎えた5戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で橋本広喜騎手（2戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではいいところがなく9着に敗れた。

2月6日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で橋本広喜騎手（3戦0勝）。15頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、5着に終わった。

2月20日、中1週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は鹿戸雄一騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。

3月9日、中1週で迎えた8戦目は、3歳戦のマルチアタック特別（浦和ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で鹿戸雄一騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、4着に終わった。

6月27日、約3か月半の休養明けで迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（福島ダート1000m 雨/稍重）に出走。鞍上は橋本広喜騎手（4戦0勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では脚を伸ばせず5着に敗れた。

7月25日、中3週で迎えた10戦目は、4歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で橋本広喜騎手（5戦0勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったニシノクインメリーに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

8月8日、中1週で迎えた11戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では素晴らしい伸び脚で急追したが、勝ったグランパルファムに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

8月15日、連闘で迎えた12戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟ダート1000m 曇/稍重）に50kgの軽斤量で出走。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

8月29日、中1週で迎えた13戦目は、4歳未勝利（新潟ダート1000m 雨/重）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では自慢の末脚を弾けさせて楽々と抜け出し、最後は2着のシャトーウイスラーに3馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

10月2日、中4週で迎えた14戦目は、山本康志騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。

10月23日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本康志騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に終わった。

11月7日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下の久慈川特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は鹿戸雄一騎手（3戦0勝）。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はガス欠状態になり10着に終わった。

12月4日、中3週で迎えた17戦目は、蛯沢誠治騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。14頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では天性の負けじ魂を発揮してゴールまで力闘したが、4着に終わった。

4歳（2000年）

3月11日、約3か月半の休み明けで迎えた18戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（中京ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は鹿戸雄一騎手（4戦0勝）。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では切れる脚を使えず14着に終わった。

3月26日、中1週で迎えた19戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で鹿戸雄一騎手（5戦0勝）。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に終わった。

4月29日、中4週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた20戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鹿戸雄一騎手（6戦0勝）。13頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには加われず6着に終わった。

5月13日、中1週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた21戦目は、5歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で鹿戸雄一騎手（7戦0勝）。13頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では鋭い脚を使えず12着に終わった。