サウスバトルマン（2002年生、母Chilli Myers）

サウスバトルマン（2002年4月29日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋戦い＋父名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のStraight Man（当時6歳）と交配したChilli Myersが12歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地16戦1勝2着1回、中央障害4戦1勝。主な勝ち鞍は2004年の2歳新馬。

経歴

デビュー前

久保田貴士厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2004年）

7月18日、デビュー戦は後藤浩輝騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟ダート1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は468kg。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の力で末脚を持続させて突き抜け、最後は2着のザルートに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

8月14日、中3週で迎えた2戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのダリア賞（新潟芝1400m 曇/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では鋭い脚を使えず8着に敗れた。

11月13日、約3か月の休み明けで迎えた3戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下（東京ダート1300m 晴/稍重）に出走。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。

12月12日、中3週で迎えた4戦目は、2歳500万下（中山ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（1戦1勝）。14頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では持ち前の強靭な心肺能力でしぶとく走り抜いたが、伸びてきたゼンノエキスプレス決め手に屈して半馬身差の2着となった。

3歳（2005年）

1月15日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、3歳500万下の朱竹賞（中山ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（2戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、3着に終わった。

2月6日、中2週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた6戦目は、3歳500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で後藤浩輝騎手（3戦1勝）。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい12着に敗れた。

10月15日、約8か月半の休み明けで馬体重を前走から8kg戻して迎えた7戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

11月6日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら8番手で通過。直線では脚を伸ばせず11着に敗れた。

12月24日、中6週で迎えた9戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

4歳（2006年）

1月21日、中3週で迎えた10戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。15頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では稟性の負けじ魂を発揮してゴールまでタレずに走り切り、最後はセイウンビバーチェと並んで5着同着となった。

7月16日、約6か月の休養明けで迎えた11戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（2戦0勝）。15頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず6着に敗れた。

8月26日、中5週で迎えた12戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の佐渡金銀山特別（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。15頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚勢がやや鈍り、5着に終わった。

9月18日、中2週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 小雨/良）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（4戦1勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はタレてしまい7着に敗れた。

10月1日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（3戦0勝）。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では余力が残っておらず12着に終わった。

12月9日、中9週で迎えた15戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1200m 小雨/良）に出走。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら7番手で通過。直線では見せ場なく9着に終わった。

5歳（2007年）

6月17日、約6か月半の休み明けで迎えた16戦目は、平沢健治騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2750m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。最後は、2着のシュフルールに3馬身の差をつけて久方ぶりの一戦を制した。

7月28日、中5週で迎えた17戦目は、障害3歳以上オープン（新潟障害芝2850m 外→内曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で平沢健治騎手（1戦1勝）。14頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。4着に終わった。

9月1日、中4週で迎えた18戦目は、ハンデJ・G3の新潟ジャンプステークス（新潟障害芝3250m 外→内晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で平沢健治騎手（2戦1勝）。14頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。4着に入り込んだ。

10月13日、中5週で迎えた19戦目は、ハンデJ・G3の東京オータムジャンプ（東京障害芝3300m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で平沢健治騎手（3戦1勝）。14頭立ての5番人気で大外14番ゲートからスタート。7着に敗れた。

7歳（2009年）

1月11日、約15か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた20戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（4戦0勝）。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に終わった。