ザルート（2002年生、母ダイタクトレゾア）

ザルート（2002年3月5日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「戦利品」。毛色は鹿毛。種牡馬のバトルライン（当時9歳）と交配したダイタクトレゾアが12歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者は徳永春夫。戦績は、中央平地14戦1勝2着2回、中央障害1戦0勝、地方9戦0勝2着1回。主な勝ち鞍は2004年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、徳永春夫から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、吉澤ステーブルによって367.5万円で落札された。

萱野浩二厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2004年）

7月18日、デビュー戦は中舘英二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟ダート1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は456kg。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナで最後まで息を切らすことなく走り抜いたが、勝ったサウスバトルマンに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

8月1日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、抜け出したグラスファイターを捕まえ切れず、1馬身半差の2着となった。

8月22日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中舘英二騎手（2戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚を持続できず、4着に終わった。

12月4日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、O.ペリエ騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るラダメスを目の覚めるような末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

12月25日、中2週で迎えた5戦目は、2歳500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でO.ペリエ騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く5着に敗れた。

3歳（2005年）

1月29日、中4週で迎えた6戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンのクロッカスステークス（東京芝1400m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚を伸ばせず9着に終わった。

4月24日、約3か月の間隔を開けて迎えた7戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって7着に終わった。

5月15日、中2週で迎えた8戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート1300m 晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず6着に終わった。

6月19日、中4週で迎えた9戦目は、水出大介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず11着に終わった。

6月25日、連闘で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は松岡正海騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい8着に終わった。

8月24日、中8週で迎えた11戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、アルビレオ特別（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。5着に終わった。

9月3日、中0週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた12戦目は、宮崎光行騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。13頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では全く伸びず10着に終わった。

11月8日、中8週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた13戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、トパーズスター賞（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。11頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、勝ったベルモントギルダーに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

12月19日、中5週で迎えた14戦目は、穂苅寿彦騎手を鞍上に迎えて、ラピスラズリスター賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に敗れた。

4歳（2006年）

3月18日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から14kg減らして迎えた15戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で穂苅寿彦騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。最後は脚を失くしてしまい16着に終わった。

4月1日、中1週で迎えた16戦目は、蓑島靖典騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。14頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。13着に終わった。

6月25日、約3か月の間隔を開けて迎えた17戦目は、山田信大騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に出走。14頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを12番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には届かず8着に終わった。

7月23日、中3週で迎えた18戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では全く伸びず6着に敗れた。

5歳（2007年）

5月11日、約9か月半の休養明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた19戦目は、的場直之騎手を鞍上に迎えて、北区特別（大井ダート1800m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

5月24日、中1週で迎えた20戦目は、成増特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場直之騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に敗れた。

6月6日、中1週で迎えた21戦目は、水無月特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は今野忠成騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず12着に敗れた。

6月29日、中2週で迎えた22戦目は、有年淳騎手を鞍上に迎えて、江戸川区特別（大井ダート1600m 内回り雨/良）に出走。14頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず11着に終わった。

7月11日、中1週で迎えた23戦目は、鈴木啓之騎手を鞍上に迎えて、一般C1四五（大井ダート1400m 曇/不良）に出走。11頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、3着を確保した。

8月2日、中2週で迎えた24戦目は、一般C1四（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木啓之騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。最後は減速してしまい12着に終わった。