グラスファイター（2002年生、母ロワイヤルハイネス）

グラスファイター（2002年1月26日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋闘志をもって戦う人」。毛色は鹿毛。種牡馬のグラスワンダー（当時7歳）と交配したロワイヤルハイネスが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地18戦1勝、中央障害10戦1勝2着2回、地方10戦2勝。主な勝ち鞍は2004年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

尾形充弘厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2004年）

7月10日、デビュー戦は村田一誠騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は470kg。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見所を作れず6着に敗れた。

8月1日、中2週で迎えた2戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。端を奪い、息の入らないペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鋭く末脚を伸ばして、最後は2着のザルートに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

11月27日、約4か月の休み明けで迎えた3戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で大外14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい14着に終わった。

12月12日、中1週で迎えた4戦目は、2歳500万下（中山ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（1戦1勝）。14頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、壮絶なハイペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって7着に終わった。

3歳（2005年）

1月22日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、3歳500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は松岡正海騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、5着に終わった。

2月19日、中3週で迎えた6戦目は、3歳500万下（東京ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に終わった。

3月6日、中1週で迎えた7戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。13頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚色が衰えて10着に終わった。

3月26日、中2週で迎えた8戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びあぐねて5着に終わった。

4月17日、中2週で迎えた9戦目は、3歳500万下（中山ダート1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はガス欠状態になり10着に終わった。

5月1日、中1週で迎えた10戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のはやぶさ賞（新潟芝1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。9着に終わった。

10月29日、約6か月の休み明けで迎えた11戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1150m 曇/良）に出走。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に終わった。

11月12日、中1週で迎えた12戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の小野川湖特別（福島ダート1150m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず11着に終わった。

12月11日、中3週で迎えた13戦目は、南田雅昭騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。15頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では伸びを欠き12着に敗れた。

12月17日、連闘で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で南田雅昭騎手（1戦0勝）。15頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではいいところがなく10着に終わった。

4歳（2006年）

2月11日、中7週で迎えた15戦目は、田中剛騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では切れる脚を使えず15着に終わった。

8月20日、約6か月半の休養明けで迎えた16戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（2戦0勝）。14頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は垂れてしまい11着に終わった。

8月27日、連闘で迎えた17戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（3戦0勝）。18頭立ての14番人気で16番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚にキレが無く15着に終わった。

12月10日、約3か月半の休み明けで迎えた18戦目は、山本康志騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 曇）に出走。13頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。6着に終わった。

5歳（2007年）

2月10日、中8週で迎えた19戦目は、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で山本康志騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。最後は、勝ったシャーディーナイスからハナ差の2着に甘んじた。

2月24日、中1週で迎えた20戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で山本康志騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。3着に終わった。

3月25日、中3週で迎えた21戦目は、今村康成騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 雨）に出走。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。競走中止となった。

6月30日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた22戦目は、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2770m 晴/稍重）に出走。鞍上は山本康志騎手（3戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。4着に終わった。

12月9日、約5か月半の休養明けで迎えた23戦目は、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で山本康志騎手（4戦0勝）。14頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。11着に敗れた。

6歳（2008年）

2月2日、中7週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた24戦目は、横山義行騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 曇）に出走。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。7着に敗れた。

3月30日、中7週で迎えた25戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 曇）に出走。鞍上は山本康志騎手（5戦0勝）。14頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったヘンリーゴンドーフから半馬身差の2着となった。

4月26日、中3週で迎えた26戦目は、大庭和弥騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 曇）に出走。13頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のマイネルデネブに5馬身の差をつけて久々に美酒を浴びた。

7歳（2009年）

2月15日、約10か月の休養明けで迎えた27戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では見せ場なく12着に終わった。

6月7日、約3か月半の休み明けで迎えた28戦目は、平沢健治騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上オープン（中京障害芝3370m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。競走中止となった。

7月20日、中5週で迎えた29戦目は、平岩潤一騎手を鞍上に迎えて、近松のまちあまがさき特別（園田ダート1700m 曇/不良）に出走。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させて、最後は2着のドンブレイカーをアタマ差振り切って1着ゴールを果たした。

8月4日、中1週で迎えた30戦目は、CHAO（チャオ）（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で平岩潤一騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のユキノジャガーに1馬身3/4の差をつけて優勝

8月19日、中1週で迎えた31戦目は、スカパー!255ch「ACCESS」特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で平岩潤一騎手（2戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天授のガッツでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

9月1日、中1週で迎えた32戦目は、兵庫県フェニックス共済特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で平岩潤一騎手（3戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり10着に敗れた。

10月22日、中6週で迎えた33戦目は、3歳以上A2（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で平岩潤一騎手（4戦2勝）。8頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り8着に終わった。

11月5日、中1週で迎えた34戦目は、坂本和也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上A2（園田ダート1700m 曇/良）に出走。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい9着に終わった。

8歳（2010年）

5月26日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から17kg減らして迎えた35戦目は、はなてまり賞（姫路ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂本和也騎手（1戦0勝）。7頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを3番手で通過。最後は一杯になって7着に終わった。

6月8日、中1週で馬体重を前走から13kg戻して迎えた36戦目は、4歳以上B1二（姫路ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は平岩潤一騎手（5戦2勝）。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では全く伸びず9着に終わった。

6月29日、中2週で迎えた37戦目は、淡路島たまねぎ特別（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で平岩潤一騎手（6戦2勝）。11頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では決め手に欠いて11着に終わった。

7月21日、中2週で迎えた38戦目は、夕刊フジ賞（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で平岩潤一騎手（7戦2勝）。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚がパッとせず12着に終わった。