ヘンリーゴンドーフ（2004年生、母クルーピアレディー）

ヘンリーゴンドーフ（2004年3月3日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「映画『スティング』の登場人物名」。毛色は栗毛。種牡馬のドリームウェル（当時9歳）と交配したクルーピアレディーが22歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地9戦0勝2着3回、中央障害12戦2勝2着3回。2008年のイルミネーションジャンプステークス(障害3歳以上オープン)で2着に入った他、2009年の中山新春ジャンプステークス(障害4歳以上オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

社台サラブレッドクラブにて総額2,000万円（50万×40口）で一口馬主が募集された。

加藤征弘厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2007年）

4月1日、デビュー戦は内田博幸騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。馬体重は488kg。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。

5月12日、中5週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、伸びてきたクラスアクト決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

5月27日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（2戦0勝）。15頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で驀進したが、勝ったマーベラスキャップにねじ伏せられてクビ差の2着に甘んじた。

6月9日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で内田博幸騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走したが、5着に終わった。

8月12日、中8週で迎えた5戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚がパッとせず8着に敗れた。

9月9日、中3週で迎えた6戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/稍重）に出走。13頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に敗れた。

9月15日、連闘で迎えた7戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌芝1200m 雨/重）に出走。芝レースへの出走は初となった。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。主導権を握り、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟のガッツでゴールまで力走し、3着に入った。

9月30日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて16番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、モンルージュに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

4歳（2008年）

1月20日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた9戦目は、宗像徹騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。14頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。3着に入った。

3月15日、中7週で迎えた10戦目は、横山義行騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったテンジンムサシから1馬身3/4差の2着に敗北した。

3月30日、中1週で迎えた11戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で横山義行騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。最後は、2着のグラスファイターに半馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

5月10日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた12戦目は、中谷雄太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に敗れた。

6月22日、中5週で迎えた13戦目は、黒岩悠騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3110m 曇）に出走。14頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。12着に敗れた。

9月27日、約3か月の休み明けで迎えた14戦目は、石神深一騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上オープン（中山障害芝3210m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。5着に終わった。

12月6日、中9週で迎えた15戦目は、イルミネーションジャンプステークス（中山障害芝3570m 晴/良）に出走。鞍上は横山義行騎手（2戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。最後は、勝ったマルカラスカルから約30馬身差の2着に敗北した。

5歳（2009年）

1月5日、中3週で迎えた16戦目は、中山新春ジャンプステークス（中山障害芝→ダート3200m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で横山義行騎手（3戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったシュフルールから2馬身差の2着に敗北した。

3月8日、中8週で迎えた17戦目は、障害4歳以上オープン（中山障害芝→ダート3200m 曇）に出走。鞍上は宗像徹騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のヒシバトルをクビ差制して2勝目をつかんだ。

4月12日、中4週で迎えた18戦目は、障害4歳以上オープン（中山障害芝→ダート3200m 曇）に62kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で宗像徹騎手（2戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。競走中止となった。

6月13日、中8週で迎えた19戦目は、金子光希騎手を鞍上に迎えて、J・G3の東京ジャンプステークス（東京障害芝3300m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。14頭立ての9番人気で大外14番ゲートからスタート。13着に終わった。

8月2日、中6週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた20戦目は、障害3歳以上オープン（新潟障害芝2850m 外→内曇/良）に出走。鞍上は横山義行騎手（4戦1勝）。13頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。4着に終わった。

9月27日、中7週で迎えた21戦目は、障害3歳以上オープン（中山障害芝3210m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山義行騎手（5戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。7着に敗れた。