キャシャリン（2006年生、母エンドレスパワー）

キャシャリン（2006年2月14日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「愛称」。毛色は鹿毛。種牡馬のワイルドラッシュ（当時12歳）と交配したエンドレスパワーが10歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）畠山牧場。戦績は、中央平地9戦0勝、地方26戦6勝2着6回。主な勝ち鞍は2010年の3歳以上C1-4。

経歴

デビュー前

畠山重則厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2008年）

12月7日、デビュー戦は武士沢友治騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。馬体重は414kg。14頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず10着に終わった。

12月27日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で武士沢友治騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見せ場なく10着に終わった。

3歳（2009年）

1月18日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で武士沢友治騎手（2戦0勝）。14頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚を伸ばせず11着に終わった。

2月10日、中2週で迎えた4戦目は、3歳戦のツインマッチ特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で武士沢友治騎手（3戦0勝）。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では速い脚を使えず4着に終わった。

3月12日、中3週で迎えた5戦目は、3歳戦のベストホイップ特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で武士沢友治騎手（4戦0勝）。13頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びを欠き7着に終わった。

4月14日、中4週で迎えた6戦目は、3歳戦のダイヤモンドフラワー賞（川崎ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で武士沢友治騎手（5戦0勝）。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に終わった。

5月2日、中2週で迎えた7戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に終わった。

5月25日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた8戦目は、阿部英俊騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のアメジスト賞（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

6月28日、中4週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（福島ダート1150m 晴/良）に出走。鞍上は武士沢友治騎手（6戦0勝）。16頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く11着に終わった。

7月26日、中3週で迎えた10戦目は、鈴来直人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1200m 雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての18番人気で14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを12番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず12着に終わった。

8月1日、連闘で迎えた11戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で鈴来直人騎手（1戦0勝）。18頭立ての18番人気で17番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず15着に終わった。

8月23日、中2週で迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鈴来直人騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に終わった。

9月6日、中1週で迎えた13戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で鈴来直人騎手（3戦0勝）。18頭立ての18番人気で16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始12番手を追走。直線では決め手が足りず12着に終わった。

10月4日、中3週で迎えた14戦目は、新原健伸騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2 13（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のトーホウロッキーに9馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

10月24日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上C2-10（佐賀ダート1400m 晴/良）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で新原健伸騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したデンコウローレルを捕まえ切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

11月7日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上C2-10（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で新原健伸騎手（2戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のホシノクレオパトラを半馬身振り切ってファンの期待に応えた。

11月15日、連闘で迎えた17戦目は、3歳以上C2 28（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で新原健伸騎手（3戦2勝）。5頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したメイストームを捕まえ切れず、1馬身半差の2着となった。

11月29日、中1週で迎えた18戦目は、下條知之騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2-6（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

12月6日、連闘で迎えた19戦目は、吉田順治騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2 26（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したサマーヒロインを捕まえ切れず、5馬身差の2着に敗北した。

12月27日、中2週で迎えた20戦目は、3歳以上C2-5（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は新原健伸騎手（4戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のメイストームに2馬身の差をつけて制した。

4歳（2010年）

1月11日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上C2-2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は吉田順治騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のマイネルラスターに1馬身の差をつけて4勝目を手に入れた。

1月17日、連闘で迎えた22戦目は、3歳以上C1-7（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は新原健伸騎手（5戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したサマーヒロインを捕まえ切れず、4馬身差の2着に敗北した。

1月31日、中1週で迎えた23戦目は、3歳以上C1-9（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で新原健伸騎手（6戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したカシノブリリアントを捕まえ切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

2月6日、連闘で迎えた24戦目は、3歳以上C1-6（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で新原健伸騎手（7戦3勝）。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のキングデザートに1馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

2月21日、中1週で迎えた25戦目は、3歳以上C1-4（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で新原健伸騎手（8戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

3月7日、中1週で迎えた26戦目は、3歳以上C1-8（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で新原健伸騎手（9戦4勝）。7頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したコアレスルドルフを捕まえ切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

3月14日、連闘で迎えた27戦目は、3歳以上C1-4（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で新原健伸騎手（10戦4勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のセイユウジローに1馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

4月17日、中4週で迎えた28戦目は、薩摩街道松崎宿賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で新原健伸騎手（11戦5勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では決め手に欠いて5着に敗れた。

5月4日、中1週で迎えた29戦目は、薩摩街道瀬高宿賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で新原健伸騎手（12戦5勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では天稟のガッツでゴールまで力走したが、3着に終わった。

7月5日、中8週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた30戦目は、脇田創騎手を鞍上に迎えて、一般C1五六（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

7月21日、中1週で迎えた31戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、一般C1四五（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚勢が衰えて9着に終わった。

8月2日、中1週で迎えた32戦目は、一般C1五（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は脇田創騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、3着を確保した。

8月25日、中2週で迎えた33戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、一般C1四五（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では天稟のガッツでゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

9月21日、中3週で迎えた34戦目は、一般C1四五（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では脚が残っておらず11着に敗れた。

10月11日、中2週で迎えた35戦目は、岡田大騎手を鞍上に迎えて、一般C1六七（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見せ場を作れず10着に敗れた。