コスモエスパース（2004年生、母ダイモンジ）

コスモエスパース（2004年3月9日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋空間（仏）」。毛色は栗毛。種牡馬のキャプテンスティーヴ（当時7歳）と交配したダイモンジが16歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は安田豊重。戦績は、中央平地8戦0勝、地方32戦4勝2着4回。主な勝ち鞍は2008年のJU岩手中古車ビッグフェア賞(一般B2八)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、安田豊重から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、安田豊重から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、コスモスによって315万円で落札された。

小笠倫弘厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2006年）

10月7日、デビュー戦は松岡正海騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（東京芝1600m 晴/稍重）に出走。馬体重は448kg。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではいいところがなく13着に敗れた。

10月21日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず7着に終わった。

3歳（2007年）

3月4日、約4か月半の休み明けで迎えた3戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では天資の敢闘精神でゴールまで力戦し、5着を確保した。

3月24日、中2週で迎えた4戦目は、塚田祥雄騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が悪くなり10着に敗れた。

4月21日、中3週で迎えた5戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/良）に出走。14頭立ての11番人気で大外14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では全く伸びず8着に終わった。

5月12日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は津村明秀騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

6月13日、中4週で迎えた7戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のジューンフラワー賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が上がってしまい11着に敗れた。

7月7日、中2週で迎えた8戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/稍重）に出走。15頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に終わった。

8月5日、中3週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は松岡正海騎手（2戦0勝）。15頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず6着に終わった。

10月1日、中7週で迎えた10戦目は、菅原勲騎手を鞍上に迎えて、一般C3一（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したクニノサンダーを捕まえ切れず、1馬身差の2着となった。

10月8日、連闘で迎えた11戦目は、麒麟淡麗<生>杯（盛岡ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で菅原勲騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず5着に敗れた。

10月21日、中1週で迎えた12戦目は、純情米いわて江刺金札米杯（盛岡ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で菅原勲騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したエメラルケントを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。

11月3日、中1週で迎えた13戦目は、一般C2五（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で菅原勲騎手（3戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のハセノテンマに6馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

11月17日、中1週で迎えた14戦目は、一般C2四（水沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で菅原勲騎手（4戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

12月2日、中1週で迎えた15戦目は、一般C2三（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で菅原勲騎手（5戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のコンゴウザハリアーに4馬身の差をつけてファンの高評価に応えた。

12月31日、中3週で迎えた16戦目は、盛駿会賞（水沢ダート1300m 雪/不良）に出走。鞍上は7戦連続で菅原勲騎手（6戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したレイメイアトラスを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

4歳（2008年）

1月14日、中1週で迎えた17戦目は、一般C1四（水沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は8戦連続で菅原勲騎手（7戦2勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したアイスカービングを捕まえ切れず、約10馬身差の2着となった。

3月24日、中9週で迎えた18戦目は、一般C1一（水沢ダート1600m 小雨/良）に出走。鞍上は9戦連続で菅原勲騎手（8戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

4月13日、中2週で迎えた19戦目は、関本浩司騎手を鞍上に迎えて、一般C1一（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に終わった。

4月19日、連闘で迎えた20戦目は、一般B2六（水沢ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は菅原勲騎手（9戦2勝）。6頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず3着に敗れた。

5月3日、中1週で迎えた21戦目は、一般B2六（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原勲騎手（10戦2勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず4着に敗れた。

5月17日、中1週で迎えた22戦目は、一般B2七（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菅原勲騎手（11戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

5月31日、中1週で迎えた23戦目は、一般B2六（盛岡芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で菅原勲騎手（12戦2勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず7着に終わった。

6月14日、中1週で迎えた24戦目は、JU岩手中古車ビッグフェア賞（盛岡ダート1600m 小雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で菅原勲騎手（13戦2勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のケイジーウォリアをクビ差振り切って3勝目を収める

6月28日、中1週で迎えた25戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、ジューンカップ（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず5着に敗れた。

7月14日、中1週で迎えた26戦目は、ジュライカップ（盛岡ダート3000m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（1戦0勝）。7頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

7月28日、中1週で迎えた27戦目は、一般B2五（水沢ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は菅原勲騎手（14戦3勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では全く伸びず6着に敗れた。

8月25日、中3週で迎えた28戦目は、一般B2五（水沢ダート1600m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原勲騎手（15戦3勝）。7頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

9月7日、中1週で迎えた29戦目は、一般B2六（盛岡ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で菅原勲騎手（16戦3勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず4着に敗れた。

9月22日、中1週で迎えた30戦目は、板垣吉則騎手を鞍上に迎えて、一般B2八（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず7着に終わった。

10月5日、中1週で迎えた31戦目は、一般B2六（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は菅原勲騎手（17戦3勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず4着に終わった。

10月20日、中1週で迎えた32戦目は、一般B2六（盛岡芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は村上忍騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには絡めず7着に敗れた。

11月16日、中3週で迎えた33戦目は、JA江刺金札パック米杯（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は菅原勲騎手（18戦3勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず5着に終わった。

11月30日、中1週で迎えた34戦目は、社団法人水沢観光協会長賞（水沢ダート1600m 雪/不良）に出走。鞍上は村上忍騎手（3戦0勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚が止まってしまい8着に終わった。

12月13日、中1週で迎えた35戦目は、御堂新田の滝レース（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は菅原勲騎手（19戦3勝）。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず4着に終わった。

12月27日、中1週で迎えた36戦目は、龍泉洞レース（水沢ダート1600m 雪/不良）に出走。鞍上は関本浩司騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に終わった。

5歳（2009年）

3月29日、約3か月の休養明けで迎えた37戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、椿島レース（水沢ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず4着に敗れた。

4月11日、中1週で迎えた38戦目は、一般C1八（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高松亮騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では見所を作れず4着に敗れた。

4月25日、中1週で迎えた39戦目は、一般C1八（水沢ダート1400m 小雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で高松亮騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のコスモアルフォンソをアタマ差振り切って先頭ゴールを果たした。

5月23日、中3週で迎えた40戦目は、安比高原レース（盛岡ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で高松亮騎手（3戦1勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。最後はバタバタになってしまい8着に敗れた。