グランドモナーク（1986年生、母イエローレディー）

グランドモナーク（1986年5月3日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のハギノカムイオー（当時7歳）と交配したイエローレディーが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）笹地牧場。戦績は、中央平地23戦2勝。主な勝ち鞍は1990年の5歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

夏村辰男厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1988年）

11月26日、デビュー戦は小屋敷昭騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（中京芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は460kg。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は垂れてしまい13着に敗れた。

12月17日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小屋敷昭騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が悪くなり9着に終わった。

3歳（1989年）

1月29日、中5週で迎えた3戦目は、上野清章騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では決め手が足りず11着に敗れた。

3月4日、中4週で迎えた4戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で上野清章騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に終わった。

3月18日、中1週で迎えた5戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（阪神ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で上野清章騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ハナに立ち、忙しいペースで集団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ5着に敗れた。

4月9日、中2週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で上野清章騎手（3戦0勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、後続との差を2馬身以上保って、苛烈なペースで馬群を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って9着に敗れた。

4月23日、中1週で迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（京都芝2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で上野清章騎手（4戦0勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ハナに立ち、リードを2馬身以上保って、少し速いペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が衰えて8着に敗れた。

5月13日、中2週で迎えた8戦目は、梅野信一騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（京都芝1400m 曇/不良）に出走。20頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のオンワードフドウを半馬身振り切って待望の初白星を挙げた。

6月4日、中2週で迎えた9戦目は、4歳400万下（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で梅野信一騎手（1戦1勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では決め手が足りず4着に敗れた。

7月9日、中4週で迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳400万下（中京芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で梅野信一騎手（2戦1勝）。18頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを17番手で通過。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず12着に敗れた。

11月4日、約4か月の休み明けで迎えた11戦目は、加用正騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上400万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。13頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい10着に終わった。

11月18日、中1週で迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で加用正騎手（1戦0勝）。20頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線では決め手が足りず12着に終わった。

12月2日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上400万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で加用正騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では出色の末脚を披露し、4着に入った。

12月16日、中1週で迎えた14戦目は、柿元嘉和騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上400万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

4歳（1990年）

1月5日、中2週で迎えた15戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は加用正騎手（3戦0勝）。13頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。端をきる形となり、やや遅いペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバテてしまい13着に終わった。

1月27日、中2週で迎えた16戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は小屋敷昭騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではいいところがなく9着に終わった。

2月4日、連闘で迎えた17戦目は、5歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小屋敷昭騎手（3戦0勝）。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に終わった。

2月17日、中1週で迎えた18戦目は、5歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で小屋敷昭騎手（4戦0勝）。12頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を披露し、3着に入り込んだ。

3月3日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた19戦目は、5歳以上500万下（中京ダート1700m 小雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で小屋敷昭騎手（5戦0勝）。14頭立ての9番人気で大外14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に終わった。

3月11日、連闘で迎えた20戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で小屋敷昭騎手（6戦0勝）。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るトウカイロディーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて2勝目を手に入れた。

3月25日、中1週で迎えた21戦目は、5歳以上900万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で小屋敷昭騎手（7戦1勝）。13頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚を伸ばせず12着に終わった。

3月31日、連闘で迎えた22戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（阪神ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は加用正騎手（4戦0勝）。12頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に終わった。

4月15日、中1週で迎えた23戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下の播磨特別（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で加用正騎手（5戦0勝）。13頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は減速してしまい12着に終わった。