トウカイロディー（1985年生、母トウカイミドリ）

トウカイロディー（1985年4月14日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のブレイヴエストローマン（当時13歳）と交配したトウカイミドリが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）岡部牧場。戦績は、中央平地28戦2勝2着4回。主な勝ち鞍は1988年の4歳以上400万下(牝)。

経歴

デビュー前

中村均厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1988年）

8月13日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（函館ダート1700m 曇/不良）に出走。馬体重は444kg。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

8月27日、中1週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（函館ダート1000m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、セトシンプウに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

9月10日、中1週で迎えた3戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（函館ダート1000m 曇/不良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走したが、3着に終わった。

9月25日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（函館ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず4着に敗れた。

10月16日、中2週で迎えた5戦目は、西園正都騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、パラストフリーオンに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

10月29日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（福島ダート1700m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で西園正都騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るアローノクターンを上がり2位タイの末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

11月12日、中1週で迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下の伊達特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で西園正都騎手（2戦1勝）。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では目立つような脚を使えず12着に敗れた。

12月3日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下（阪神ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

12月18日、中1週で迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るビューティフルマリを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

4歳（1989年）

7月15日、約7か月の休養明けで迎えた10戦目は、村本善之騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に敗れた。

7月29日、中1週で迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村本善之騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に敗れた。

11月26日、約4か月の休み明けで迎えた12戦目は、小池隆生騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

12月10日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上400万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（4戦1勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が鈍り7着に敗れた。

12月17日、連闘で迎えた14戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚勢がやや鈍り、5着に終わった。

5歳（1990年）

1月15日、中3週で迎えた15戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（5戦1勝）。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に終わった。

2月4日、中2週で迎えた16戦目は、土肥幸広騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下の北方特別（小倉ダート1700m 曇/不良）に出走。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。端をきり、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

2月17日、中1週で迎えた17戦目は、5歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で土肥幸広騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に敗れた。

3月11日、中2週で迎えた18戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で土肥幸広騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、かなり遅いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな伸び脚で驀進したが、グランドモナークに交わされて4馬身差の2着に敗北した。

3月24日、中1週で迎えた19戦目は、5歳以上500万下の乗鞍特別（中京ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で土肥幸広騎手（3戦0勝）。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に終わった。

5月20日、中7週で迎えた20戦目は、岡潤一郎騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（阪神芝1600m 晴/良）に出走。15頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に終わった。

6月2日、中1週で迎えた21戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は村本善之騎手（2戦0勝）。14頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、5着に終わった。

6月24日、中2週で迎えた22戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村本善之騎手（3戦0勝）。15頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走したが、5着に終わった。

7月7日、中1週で迎えた23戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で村本善之騎手（4戦0勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではビュッと切れる脚を見せたが、シマノラセーヌに交わされて1馬身半差の2着となった。

8月4日、中3週で迎えた24戦目は、猿橋重利騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の陸奥湾特別（函館ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず12着に敗れた。

10月27日、約3か月の間隔を開けて迎えた25戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は武豊騎手（6戦1勝）。15頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。先手を取る形となり、超スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが利かず、5着に終わった。

11月24日、中3週で迎えた26戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は村本善之騎手（5戦0勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて7着に敗れた。

12月2日、連闘で迎えた27戦目は、丸山勝秀騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/稍重）に出走。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に敗れた。

12月15日、中1週で迎えた28戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、5着に終わった。