アトリーチェ（1996年生、母ボニータ）

アトリーチェ（1996年4月4日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のアフリート（当時12歳）と交配したボニータが9歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）サンシャイン牧場。戦績は、中央平地15戦0勝、地方8戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2001年のマーチスター賞(一般B2 B3)。

経歴

デビュー前

伊藤伸一厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1999年）

1月16日、デビュー戦は小野次郎騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は456kg。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に敗れた。

2月6日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小野次郎騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では出色の末脚を披露し、3着を確保した。

3月6日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で小野次郎騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

3月28日、中2週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小野次郎騎手（3戦0勝）。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では全く伸びず12着に敗れた。

4月10日、中1週で迎えた5戦目は、吉永護騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中京ダート1000m 雨/良）に出走。13頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では脚が残っておらず11着に敗れた。

8月8日、約4か月の休み明けで迎えた6戦目は、田面木博公騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では息の長い末脚を繰り出し、3着に入った。

9月11日、中4週で迎えた7戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

10月3日、中2週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

10月20日、中1週で迎えた9戦目は、3歳戦のオクトーバーフラワー賞（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で中舘英二騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のトラベルライトに6馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

11月1日、中1週で迎えた10戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、マルチグレート特別（浦和ダート1400m 曇/重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

4歳（2000年）

5月6日、約6か月の休養明けで迎えた11戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（東京芝1400m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は小野次郎騎手（4戦0勝）。14頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見所を作れず8着に終わった。

5月20日、中1週で迎えた12戦目は、5歳以上500万下（東京芝1600m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で小野次郎騎手（5戦0勝）。18頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚勢が悪くなり15着に終わった。

6月1日、中1週で迎えた13戦目は、マルチグレート特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったタカミツローズにねじ伏せられて4馬身差の2着に敗北した。

6月24日、中2週で迎えた14戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は小野次郎騎手（6戦0勝）。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では速い脚を持続できず、5着に終わった。

7月3日、連闘で迎えた15戦目は、2000川崎スター賞3（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小野次郎騎手（7戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。8着に敗れた。

7月19日、中1週で迎えた16戦目は、マルチサンド特別（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（4戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず12着に敗れた。

5歳（2001年）

2月17日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた17戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は小野次郎騎手（8戦0勝）。14頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず13着に終わった。

3月6日、中1週で迎えた18戦目は、マーチスター賞（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小野次郎騎手（9戦0勝）。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。最後は、2着のトップスキャンをクビ差制して久々に美酒を浴びた。

3月25日、中2週で迎えた19戦目は、横山賀一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1700m 小雨/良）に出走。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚を失くしてしまい9着に終わった。

4月9日、中1週で迎えた20戦目は、マルチスウェット特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は小野次郎騎手（10戦1勝）。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず5着に敗れた。

4月24日、中1週で迎えた21戦目は、エイプリルスター賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小野次郎騎手（11戦1勝）。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。10着に終わった。

6月10日、中6週で迎えた22戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は横山賀一騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず11着に終わった。

6月16日、連闘で迎えた23戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は小野次郎騎手（12戦1勝）。13頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に終わった。