ウインドストース（1983年生、母ホツカイフアイブ）

ウインドストース（1983年3月24日）は、日本の競走馬、種牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のトウシヨウボーイ（当時10歳）と交配したホツカイフアイブが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は北海牧場。戦績は、中央平地19戦8勝2着2回。1987年の毎日王冠(G2)で2着に入った他、1987年、1988年とダービー卿チャレンジトロフィー(G3)を2勝するなど、重賞4勝を挙げた。

経歴

1歳（1985年）

11月10日、8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったリワードサンパスからクビ差の2着となった。

11月24日、11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のメジロクルトをアタマ差制して勝利を手中に収めた。

12月7日、7頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。5着に終わった。

3歳（1986年）

3月22日、4歳400万下のもくれん賞（中山芝2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は加藤和宏騎手。11頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るミヤギオウジャを鮮烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけてトップでゴールに入った。

4月13日、3歳G1の皐月賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤和宏騎手。21頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、6着を確保した。

5月25日、3歳G1の日本ダービー（東京優駿）（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で加藤和宏騎手。23頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚が振るわず13着に敗れた。

11月1日、4歳以上900万下の立冬特別（東京芝2000m 小雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で加藤和宏騎手。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るミナガワイチザンを鮮やかな末脚で3/4馬身差し切って勝利を手中に収めた。

11月29日、ハンデ戦で4歳以上1400万下の市川ステークス（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で加藤和宏騎手。13頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のカシマキングを半馬身振り切ってトップでゴールに入った。

4歳（1987年）

1月5日、ハンデG3の金杯（中山芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で加藤和宏騎手。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

3月8日、G3の中日新聞杯（中京芝1800m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は7戦連続で加藤和宏騎手。15頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のピーターホーラーに1馬身の差をつけてトップでゴールに入った。

3月22日、ハンデG3の中京記念（中京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で加藤和宏騎手。13頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

8月9日、巴賞（函館芝1800m 曇/重）に出走。鞍上は9戦連続で加藤和宏騎手。13頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に敗れた。

8月23日、ハンデG3の函館記念（函館芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で加藤和宏騎手。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のカツタイフウオーをアタマ差振り切って勝利を手中に収めた。

10月11日、G2の毎日王冠（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は杉浦宏昭騎手。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で猛進したが、伸びてきたダイナアクトレス決め手に屈してアタマ差の2着となった。

11月1日、G1の天皇賞（秋）（東京芝2000m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で杉浦宏昭騎手。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して5番手で通過。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘したが、5着に終わった。

12月11日、G3のダービー卿チャレンジトロフィー（中山芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は加藤和宏騎手。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線に入ると、前で粘るキングフローリックを鮮やかな末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけてトップでゴールに飛び込んだ。

5歳（1988年）

8月7日、青函トンネル開通記念（函館芝1800m 晴/良）に59kgの斤量を背負って出走。鞍上は杉浦宏昭騎手。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、3着に終わった。

10月9日、G2の毎日王冠（東京芝1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で杉浦宏昭騎手。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。最後は脚が止まってしまい11着に敗れた。

12月4日、G3のダービー卿チャレンジトロフィー（中山芝1600m 外回り曇/良）に59kgの斤量を背負って出走。鞍上は加藤和宏騎手。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のメジロディッシュをハナ差振り切って勝利をモノにした。