コスモティカル（2008年生、母マーブルステラ）

コスモティカル（2008年4月5日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋グァテマラのマヤ遺跡名」。毛色は栗毛。種牡馬のチーフベアハート（当時15歳）と交配したマーブルステラが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は西村和夫。戦績は、中央平地11戦1勝、地方6戦0勝2着1回。主な勝ち鞍は2010年の2歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、西村和夫から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、西村和夫から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、ビッグレッドファームによって262.5万円で落札された。

和田正一郎厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2010年）

9月11日、デビュー戦は津村明秀騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。馬体重は424kg。15頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を繰り出し、3着に入った。

10月3日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。逃げる形となり、少々速いペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして、最後は2着のインプレッシヴに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

11月13日、中5週で迎えた3戦目は、2歳G2の京王杯2歳ステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で津村明秀騎手（2戦1勝）。15頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではいいところがなく11着に終わった。

12月18日、中4週で迎えた4戦目は、2歳500万下の黒松賞（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で津村明秀騎手（3戦1勝）。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に終わった。

3歳（2011年）

1月16日、中3週で迎えた5戦目は、3歳500万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で津村明秀騎手（4戦1勝）。16頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に終わった。

5月8日、約3か月半の休養明けで迎えた6戦目は、中谷雄太騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に終わった。

5月28日、中2週で迎えた7戦目は、3歳500万下のカルミア賞（新潟芝1400m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は津村明秀騎手（5戦1勝）。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に終わった。

7月9日、中5週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下の印旛沼特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は中谷雄太騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場なく8着に終わった。

8月21日、中5週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で中谷雄太騎手（2戦0勝）。18頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。10着に終わった。

9月24日、中4週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下の習志野特別（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中谷雄太騎手（3戦0勝）。16頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り9着に終わった。

12月17日、約3か月の間隔を開けて迎えた11戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は4戦連続で中谷雄太騎手（4戦0勝）。16頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では脚が残っておらず15着に終わった。

4歳（2012年）

1月17日、中3週で迎えた12戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、一般B3（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後はカツヨプリンセスと並んで2着同着となった。

2月6日、中2週で迎えた13戦目は、立春特別（名古屋ダート1600m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

2月20日、中1週で迎えた14戦目は、柿原翔騎手を鞍上に迎えて、如月特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では決め手が足りず8着に敗れた。

3月6日、中1週で迎えた15戦目は、ひでおさん退職おつかれさま記念（名古屋ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では目立つような脚を使えず7着に敗れた。

4月9日、中4週で迎えた16戦目は、一般B3（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は柿原翔騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では伸びを欠き10着に終わった。

4月18日、連闘で迎えた17戦目は、児島真二騎手を鞍上に迎えて、一般B3（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では鋭い脚を使えず9着に終わった。