ユウキキングスター（1994年生、母マツデイクテイター）

ユウキキングスター（1994年5月5日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のキンググローリアス（当時8歳）と交配したマツデイクテイターが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）高橋ファーム。戦績は、中央平地12戦2勝2着1回、地方8戦1勝2着3回。1996年のフェニックス賞(オープン)に勝利した他、1996年のシクラメンステークス(オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

福島勝厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1996年）

7月14日、デビュー戦は宝来城多郎騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（小倉芝1000m 曇/良）に出走。馬体重は446kg。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚がパッとせず4着に終わった。

7月20日、連闘で迎えた2戦目は、3歳新馬（小倉芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宝来城多郎騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ確実に末脚を伸ばして、最後は2着のラインフェアリーを3/4馬身振り切って初勝利を挙げた。

8月17日、中3週で迎えた3戦目は、2歳オープンのフェニックス賞（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で宝来城多郎騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、緩みのないペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不撓の闘志で渋太く粘り続けて、最後は2着のサンデーウェーブに1馬身半の差をつけて優勝

9月1日、中1週で迎えた4戦目は、原田聖二騎手を鞍上に迎えて、2歳G3の小倉3歳ステークス（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では余力が残っておらず10着に敗れた。

9月28日、中3週で迎えた5戦目は、2歳オープンのききょうステークス（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で原田聖二騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。敢然と端をきり、若干速いペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバタバタになってしまい8着に敗れた。

11月17日、中6週で迎えた6戦目は、2歳オープンの福島3歳ステークス（新潟芝1200m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で原田聖二騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では天性の負けじ心を発揮してゴールまで力闘したが、4着に終わった。

12月14日、中3週で迎えた7戦目は、2歳オープンのシクラメンステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は4戦連続で原田聖二騎手（3戦0勝）。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では根気強くタフに走り抜いたが、抜け出したマコトライデンを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着となった。

3歳（1997年）

9月13日、約9か月の休養明けで迎えた8戦目は、ギャラクシーステークス（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は宝来城多郎騎手（3戦2勝）。11頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず11着に終わった。

9月20日、連闘で迎えた9戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の涼秋ステークス（阪神ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で宝来城多郎騎手（4戦2勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ハナに立ち、少し緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて10着に終わった。

10月12日、中2週で迎えた10戦目は、田島裕和騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の京洛ステークス（京都芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。18頭立ての17番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はガス欠状態になり18着に終わった。

10月26日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上1600万下の高雄ステークス（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田島裕和騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で大外9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには加われず8着に終わった。

11月15日、中2週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の比叡ステークス（京都芝2400m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は原田聖二騎手（4戦0勝）。14頭立ての12番人気で大外14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。

4歳（1998年）

11月2日、約11か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた13戦目は、前野幸一騎手を鞍上に迎えて、トパーズ特別（上山ダート1700m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。最後は、2着のウエストダンスに1馬身の差をつけて久しぶりの実戦をモノにした。

11月30日、中3週で迎えた14戦目は、トパーズ特別（上山ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で前野幸一騎手（1戦1勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったシルバータンから3/4馬身差の2着となった。

5歳（1999年）

4月20日、約4か月半の休養明けで迎えた15戦目は、ダイヤモンド特別（上山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で前野幸一騎手（2戦1勝）。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。8着に敗れた。

5月30日、中5週で迎えた16戦目は、一般A2（上山ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で前野幸一騎手（3戦1勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。9着に敗れた。

6月28日、中3週で迎えた17戦目は、パール特別（上山ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で前野幸一騎手（4戦1勝）。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。5着に終わった。

7月11日、中1週で迎えた18戦目は、関本秀幸騎手を鞍上に迎えて、地方重賞のラ・フランス賞（上山ダート1300m 曇/稍重）に出走。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。最後は、勝ったロイヤルアラブから5馬身差の2着となった。

8月13日、中4週で迎えた19戦目は、出羽の国特別（上山ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は前野幸一騎手（5戦1勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったインターライセンスから3馬身差の2着となった。

6歳（2000年）

4月18日、約8か月半の休養明けで迎えた20戦目は、一般C1ハ（上山ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で前野幸一騎手（6戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。6着に敗れた。