チェルカ（2005年生、母ウエスタンワールド）

チェルカ（2005年3月10日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「探索（伊）」。毛色は鹿毛。種牡馬のクロフネ（当時7歳）と交配したウエスタンワールドが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地12戦2勝。主な勝ち鞍は2008年の3歳500万下(牝)。

経歴

デビュー前

14歳のとき、レイクヴィラファームから「ノーザンファーム繁殖牝馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、猪熊広次によって275万円で落札された。

キャロットクラブにて総額1,600万円（4万×400口）で一口馬主が募集された。

後藤由之厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2007年）

7月8日、デビュー戦は二本柳壮騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は512kg。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に敗れた。

3歳（2008年）

3月30日、約9か月の休養明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた2戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1700m 曇/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では切れ味光る末脚を繰り出し、4着に入った。

4月13日、中1週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は二本柳壮騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。先手を取る形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のアポロメルヘンに3馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

5月31日、中6週で迎えた4戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳500万下（東京ダート1600m 小雨/不良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では息長く終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のヒロアンジェロをクビ差振り切って雨中の混戦を制した。

10月4日、約4か月の休養明けで迎えた5戦目は、千葉直人騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の外房特別（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に終わった。

10月18日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下（東京芝1600m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で千葉直人騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚にキレが無く11着に終わった。

11月9日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、伊藤工真騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下のタイランドカップ（東京芝1400m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。14頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい14着に終わった。

4歳（2009年）

4月19日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg戻して迎えた8戦目は、的場勇人騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下のラジオ福島賞（福島ダート1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く13着に敗れた。

5月16日、中3週で迎えた9戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（東京ダート1300m 曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり11着に終わった。

7月19日、中8週で迎えた10戦目は、小野寺祐太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌ダート1700m 雨/不良）に52kgの軽斤量で出走。13頭立ての6番人気で大外13番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚色が悪くなり11着に敗れた。

8月16日、中3週で迎えた11戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では切れ味鋭い末脚を繰り出し、3着に入った。

11月15日、約3か月の休み明けで迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では決め手が足りず8着に敗れた。