ニシノボルテージ（2019年生、母セイウンチャーム）

ニシノボルテージ（2019年2月10日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+電圧」。毛色は鹿毛。種牡馬のリーチザクラウン（当時13歳）と交配したセイウンチャームが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は中山高鹿康。戦績は、中央平地10戦2勝、中央障害2戦0勝。主な勝ち鞍は2021年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

田村康仁厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2021年）

8月21日、デビュー戦は丸山元気騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は444kg。17頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に終わった。

12月11日、約3か月半の休み明けで迎えた2戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、息長く終いの脚を伸ばして、最後は2着のインペラートルに1馬身1/4の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（2022年）

1月23日、中5週で迎えた3戦目は、永野猛蔵騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラスの若竹賞（中山芝1800m 曇/良）に出走。11頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では切れる脚を使えず11着に終わった。

3月12日、中6週で迎えた4戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（中京ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての16番人気で3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は垂れてしまい16着に終わった。

4月9日、中3週で迎えた5戦目は、野中悠太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で大外14番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は一杯になって12着に終わった。

9月10日、約5か月の休み明けで迎えた6戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が衰えて9着に敗れた。

9月24日、中1週で迎えた7戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 小雨/不良）に出走。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に終わった。

10月15日、中2週で迎えた8戦目は、杉原誠人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では次元の違う末脚を爆発させて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のタイセイマーベルに1馬身半の差をつけて2勝目を収める

11月5日、中2週で迎えた9戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの神奈川新聞杯（東京ダート1600m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は大野拓弥騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では全く伸びず12着に終わった。

4歳（2023年）

2月11日、約3か月半の休み明けで迎えた10戦目は、4歳以上2勝クラスの箱根特別（東京芝2400m 晴/稍重）に出走。鞍上は杉原誠人騎手（1戦1勝）。13頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。最後は力尽きて13着に終わった。

8月19日、約6か月半の休み明けで迎えた11戦目は、江田勇亮騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。11着に終わった。

10月14日、中7週で迎えた12戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田勇亮騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で大外14番ゲートからスタート。競走中止となった。

2023年10月14日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。