カジノスター(2006年生、母マーブルステラ)
Casino Star
2006.04.21
カジノスター(2006年4月21日)は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「カジノの星」。毛色は鹿毛。種牡馬のジェニュイン(当時14歳)と交配したマーブルステラが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は西村 和夫。戦績は、中央平地9戦0勝、地方19戦4勝2着6回。主な勝ち鞍は2010年のクラシックジュニアカップ(一般C1 C2)。
経歴
デビュー前
1歳のとき、西村和夫から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」と「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。
鈴木勝美厩舎(美浦)へ入厩。
2歳(2008年)
11月9日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、2歳戦のニュージーランド賞(東京芝1800m 曇/良)に出走。馬体重は426kg。15頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が冴えず9着に終わった。
11月22日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利(東京芝2000m 晴/良)に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手(1戦0勝)。16頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり10着に終わった。
3歳(2009年)
4月5日、約4か月半の休み明けで迎えた3戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利(中山芝2200m 外回り 晴/良)に出走。16頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では余力が残っておらず13着に終わった。
4月25日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利(福島芝1800m 雨/重)に出走。15頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず7着に終わった。
5月9日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利(新潟芝2000m 晴/良)に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手(1戦0勝)。15頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では脚が残っておらず9着に終わった。
6月13日、中4週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた6戦目は、的場勇人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利(東京芝2400m 晴/良)に出走。18頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず13着に終わった。
8月23日、中9週で迎えた7戦目は、3歳未勝利(新潟ダート1800m 晴/良)に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は大野拓弥騎手(1戦0勝)。15頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。
9月5日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利(新潟ダート1800m 晴/良)に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手(2戦0勝)。15頭立ての8番人気で大外15番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、5着に終わった。
9月13日、連闘で迎えた9戦目は、3歳未勝利(新潟ダート1800m 晴/不良)に出走。鞍上は3戦連続で大野拓弥騎手(3戦0勝)。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では全く伸びず6着に敗れた。
10月26日、中5週で迎えた10戦目は、山田信大騎手を鞍上に迎えて、3歳(船橋ダート1600m 雨/不良)に出走。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したトレノソルーテを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着となった。
11月17日、中2週で迎えた11戦目は、3歳(船橋ダート1600m 雨/重)に出走。鞍上は2戦連続で山田信大騎手(1戦0勝)。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が鈍り10着に敗れた。
12月7日、中2週で迎えた12戦目は、3歳(船橋ダート1600m 晴/重)に出走。鞍上は3戦連続で山田信大騎手(2戦0勝)。14頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線では生来の闘志でどうにかこうにかゴールまで走り切り、3着に入った。
4歳(2010年)
1月12日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、4歳(船橋ダート1500m 小雨/良)に出走。鞍上は4戦連続で山田信大騎手(3戦0勝)。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では見事な伸び脚で猛追したが、勝ったベストオブラックに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。
2月19日、中4週で迎えた14戦目は、4歳(船橋ダート1500m 晴/不良)に出走。鞍上は5戦連続で山田信大騎手(4戦0勝)。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では末脚が続かず、3着に終わった。
3月12日、中2週で迎えた15戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、一般C2十二十三(船橋ダート1500m 晴/重)に出走。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。
4月1日、中2週で迎えた16戦目は、クラシック ジュニアカップ(川崎ダート1600m 曇/良)に出走。鞍上は山田信大騎手(5戦0勝)。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に敗れた。
4月16日、中1週で迎えた17戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、一般C2十一十二(船橋ダート1500m 曇/不良)に出走。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で猛追したが、勝ったロッタラックに詰め切れず、4馬身差の2着となった。
5月6日、中2週で迎えた18戦目は、一般C2八九(船橋ダート1500m 晴/良)に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手(1戦0勝)。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るヤワタサンデーを自慢の末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。
5月25日、中2週で迎えた19戦目は、一般C2七八(浦和ダート1400m 晴/重)に出走。鞍上は3戦連続で張田京騎手(2戦1勝)。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では見事な伸び脚で追い上げたが、勝ったトーセンエッセンスを半馬身捉え切れず2着に敗北した。
6月7日、中1週で迎えた20戦目は、一般C2三四(船橋ダート1600m 晴/良)に出走。鞍上は4戦連続で張田京騎手(3戦1勝)。13頭立ての4番人気で大外13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では一気に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のモンキーマイアをハナ差振り切って勝利を手に入れた。
7月6日、中3週で迎えた21戦目は、クラシックジュニアカップ(川崎ダート1600m 晴/良)に出走。鞍上は5戦連続で張田京騎手(4戦2勝)。13頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では弾けるように急駛したが、抜け出したトーセンメロディを差し切れず、2馬身半差の2着に敗北した。
7月22日、中1週で迎えた22戦目は、一般C2二(船橋ダート1600m 晴/良)に出走。鞍上は6戦連続で張田京騎手(5戦2勝)。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではキレのある末脚を披露したが、3着に終わった。
8月6日、中1週で迎えた23戦目は、一般C2一(船橋ダート1600m 晴/良)に出走。鞍上は7戦連続で張田京騎手(6戦2勝)。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、抜け出したメイデンボヤージュを差し切れず、1馬身半差の2着に敗北した。
9月21日、中6週で迎えた24戦目は、一般C1四五(船橋ダート1600m 晴/良)に出走。鞍上は8戦連続で張田京騎手(7戦2勝)。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では電光石火の末脚を発揮したが、3着に終わった。
10月28日、中4週で迎えた25戦目は、クラシックジュニアカップ(川崎ダート1500m 雨/不良)に出走。鞍上は山田信大騎手(6戦0勝)。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のトーセンメロディをハナ差振り切って雨下の一戦を制した。
12月8日、中5週で迎えた26戦目は、一般B3三(船橋ダート1600m 晴/重)に出走。鞍上は2戦連続で山田信大騎手(7戦1勝)。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では鋭く末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のダイスキをクビ差振り切って先頭ゴールを果たした。
5歳(2011年)
1月7日、中3週で迎えた27戦目は、松の内特別(川崎ダート1500m 晴/良)に出走。鞍上は3戦連続で山田信大騎手(8戦2勝)。14頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に敗れた。
8月24日、約7か月半の休養明けで迎えた28戦目は、日暮特別(船橋ダート1600m 晴/稍重)に出走。鞍上は4戦連続で山田信大騎手(9戦2勝)。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に沈んだ。