ファイヤーロック（2011年生、母ディアマンブルー）

ファイヤーロック（2011年5月7日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「燃えている溶岩」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のキングカメハメハ（当時10歳）と交配したディアマンブルーが15歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地23戦4勝2着4回。主な勝ち鞍は2015年の松戸特別(1000万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

村山明厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2013年）

7月7日、デビュー戦は川田将雅騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は450kg。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

7月20日、中1週で迎えた2戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京芝1400m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。最後は一杯になって10着に終わった。

10月14日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から24kg増やして迎えた3戦目は、藤懸貴志騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では卓出した伸び脚で猛追したが、勝ったサトノバリアントに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

11月2日、中2週で迎えた4戦目は、U.リスポリ騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では脚色がやや衰え、5着に終わった。

11月17日、中1週で迎えた5戦目は、R.ムーア騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のハナズリベンジをクビ差振り切って未勝利勝ちを決めた。

12月22日、中4週で迎えた6戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下の樅の木賞（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位争いには参加できず7着に敗れた。

3歳（2014年）

1月19日、中3週で迎えた7戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、抜け出したエキマエにクビ差届かず2着となった。

2月1日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた8戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、勝ったレッドアルヴィスに詰め切れず、1馬身1/4差の2着となった。

10月12日、約8か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg戻して迎えた9戦目は、小崎綾也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く7着に敗れた。

11月24日、中5週で迎えた10戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のディアブルーダーをクビ差振り切って2勝目を手中に収めた。

4歳（2015年）

2月15日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた11戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の大津特別（京都ダート1900m 曇/良）に出走。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に終わった。

3月7日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた12戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（阪神ダート1800m 雨/重）に出走。14頭立ての5番人気で大外14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

4月11日、中4週で迎えた13戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続でM.デムーロ騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に敗れた。

5月23日、中5週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた14戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の是政特別（東京ダート2100m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったプリンスダムにねじ伏せられてハナ差の2着となった。

6月13日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘したが、4着に終わった。

6月28日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上はC.ルメール騎手（1戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

8月30日、中8週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は松山弘平騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、グングンと終いの脚を伸ばして、最後は2着のレイズオブザサンに1馬身の差をつけて3勝目を手に入れた。

9月19日、中2週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の松戸特別（中山ダート2400m 晴/重）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のティーポイズンをハナ差振り切って優勝

10月31日、中5週で迎えた19戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の赤富士ステークス（東京ダート2100m 曇/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

11月28日、中3週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の晩秋ステークス（東京ダート2100m 晴/稍重）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（2戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は減速してしまい11着に敗れた。

5歳（2016年）

2月20日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた21戦目は、4歳以上1600万下の金蹄ステークス（東京ダート2100m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（3戦1勝）。14頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く12着に敗れた。

3月21日、中3週で迎えた22戦目は、4歳以上1600万下の韓国馬事会杯（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で蛯名正義騎手（4戦1勝）。15頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず13着に終わった。

4月30日、中5週で馬体重を前走から20kg減らして迎えた23戦目は、T.ベリー騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の春光ステークス（東京ダート2100m 晴/良）に出走。15頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず10着に終わった。