ディアブルーダー（2011年生、母サクセスウイッチ）

ディアブルーダー（2011年5月2日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「冠名＋兄弟（独）」。毛色は鹿毛。種牡馬のゼンノロブロイ（当時11歳）と交配したサクセスウイッチが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は浜本牧場。2018年の短夜賞(ハンデ)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、浜本牧場から「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、ディアレストクラブによって1,522.5万円で落札された。

高橋義忠厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2014年）

5月3日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は526kg。15頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に敗れた。

5月31日、中3週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったナムラキッスに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

6月28日、中3週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るヒャクマンバリキを目の覚めるような末脚でクビ差だけ差し切って未勝利勝ちを決めた。

9月28日、約3か月の休養明けで迎えた4戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で幸英明騎手（3戦1勝）。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では天資の負けん気を発揮してゴールまで力戦し、3着に入った。

11月24日、中7週で迎えた5戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で幸英明騎手（4戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛進したが、伸びてきたファイヤーロック決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

12月7日、中1週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で幸英明騎手（5戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では猛烈な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のビーチブレイブに2馬身の差をつけて制した。

12月27日、中2週で迎えた7戦目は、3歳以上1000万下（阪神ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で幸英明騎手（6戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではスパッとキレる脚を見せたが、ナンヨーマークにクビ差交わされて2着に甘んじた。

4歳（2015年）

1月17日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1900m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で幸英明騎手（7戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では逸出した伸び脚で急追したが、抜け出したスワーヴカイザーにハナ差届かず2着に甘んじた。

5月31日、約4か月半の休み明けで迎えた9戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の與杼特別（京都ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではビュッと切れる脚を見せたが、勝ったグッドマイスターにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

6月21日、中2週で迎えた10戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端をきる形となり、やや速いペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るキーアシストを上がり2位タイの末脚で半馬身差し切って圧倒的支持に応えた。

8月22日、中8週で迎えた11戦目は、3歳以上1000万下のTVQ杯（小倉ダート1700m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は幸英明騎手（8戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。最後は脚勢が鈍り8着に敗れた。

5歳（2016年）

4月17日、約8か月の休養明けで迎えた12戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（阪神ダート2000m 晴/稍重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では見所を作れず10着に敗れた。

5月14日、中3週で迎えた13戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（9戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では天授の負けじ魂を発揮してゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

6月5日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上1000万下の加古川特別（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（10戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

7月16日、中5週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下のインディアトロフィー（中京ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（11戦2勝）。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、5着に終わった。

8月20日、中4週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下のTVQ杯（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で幸英明騎手（12戦2勝）。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では目立つような脚を使えず14着に敗れた。

7歳（2018年）

1月18日、約17か月の休み明けで馬体重を前走から36kg増やして迎えた17戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の初鷹スプリント（船橋ダート1200m 曇/重）に出走。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、勝ったサトノスピードオーに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

2月6日、中2週で迎えた18戦目は、ハンデ戦の春告鳥特別（船橋ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で和田譲治騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で猛進したが、勝ったキングガンズラングにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

3月16日、中4週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた19戦目は、ハンデ戦のラジオNIKKEI盃（船橋ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で和田譲治騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線に入ると、前で粘るマルヒロナッツオーを自慢の末脚でクビ差だけ差し切って久しぶりに勝利を挙げた。

4月12日、中3週で迎えた20戦目は、ハンデ戦の鳥待月特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で和田譲治騎手（3戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、勝ったアーミーバローズにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

5月3日、中2週で迎えた21戦目は、20時40分にビッグチャンス特別（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で和田譲治騎手（4戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のマルヒロナッツオーに2馬身の差をつけて5勝目を奪取した。

5月22日、中2週で迎えた22戦目は、さつき賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で和田譲治騎手（5戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のラブミークンをクビ差振り切って先頭ゴールを果たした。

6月19日、中3週で迎えた23戦目は、ハンデ戦でオープンの短夜賞（船橋ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で和田譲治騎手（6戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では強烈な末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のソッサスブレイを半馬身振り切って7勝目を挙げた。

8歳（2019年）

4月19日、約10か月の休み明けで迎えた24戦目は、岡村健司騎手を鞍上に迎えて、伊勢海老特別（船橋ダート1500m 曇/稍重）に出走。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を発揮したが、3着に終わった。

5月14日、中3週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた25戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、ダイナミックチャレンジ（京成盃グランドマ（川崎ダート1600m 雨/稍重）に出走。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、4着に終わった。

9歳（2020年）

7月21日、約14か月半の休養明けで馬体重を前走から28kg戻して迎えた26戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、ひまわり賞（船橋ダート1700m 曇/稍重）に出走。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は勢いを失って8着に終わった。

8月5日、中1週で迎えた27戦目は、ハンデ戦の千葉日報賞（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では天性の負けじ魂を発揮してゴールまで力闘し、3着に入った。

9月23日、中6週で迎えた28戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の夜長月特別（浦和ダート1500m 雨/稍重）に出走。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。