サトノスピードオー（2013年生、母ストームティグレス）

サトノスピードオー（2013年2月27日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋スピード王」。毛色は青鹿毛。種牡馬のダノンシャンティ（当時6歳）と交配したストームティグレスが19歳のときに産んだ11番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。2018年のカムイユカラスプリント(ハンデ)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

当歳のとき、社台ファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、里見治によって3,885万円で落札された。

高柳瑞樹厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2016年）

4月23日、デビュー戦は三浦皇成騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。馬体重は520kg。15頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

5月15日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた2戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るメイショウトビザルを次元の違う末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

6月12日、中3週で迎えた3戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で三浦皇成騎手（2戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、鮮やかな末脚を炸裂させて、最後は2着のオメガハイヌーンに1馬身1/4の差をつけて2勝目をつかんだ。

4歳（2017年）

2月19日、約8か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた4戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の大島特別（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて11着に敗れた。

4月29日、中9週で迎えた5戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後はタレてしまい13着に敗れた。

8月6日、約3か月半の休み明けで迎えた6戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

10月26日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から36kg増やして迎えた7戦目は、川島正太郎騎手を鞍上に迎えて、秋収めスプリント（船橋ダート1200m 晴/不良）に出走。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のハッピーブーケに1馬身半の差をつけて久々に白星を挙げた。

11月21日、中3週で迎えた8戦目は、マルチフェア特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川島正太郎騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではきっちりと末脚を伸ばして、最後は2着のコスモナチュラルを3/4馬身振り切って4勝目を獲得した。

12月8日、中1週で迎えた9戦目は、ハンデ戦のディセンバーダッシュ（船橋ダート1000m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で川島正太郎騎手（2戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではビュッとキレる脚を見せたが、フィットにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

5歳（2018年）

1月18日、中5週で迎えた10戦目は、ハンデ戦の初鷹スプリント（船橋ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で川島正太郎騎手（3戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では強烈な末脚を弾けさせて楽々と抜け出し、最後は2着のディアブルーダーに3馬身の差をつけて5勝目をつかんだ。

3月12日、中7週で迎えた11戦目は、ハンデ戦の駿風スプリント（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で川島正太郎騎手（4戦3勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で驀進したが、勝ったキングスベンチにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。

4月9日、中3週で迎えた12戦目は、ハンデ戦の桜波スプリント（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で川島正太郎騎手（5戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では凄まじい末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のアイアンハートに3馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

4月30日、中2週で迎えた13戦目は、ハンデ戦の閃光スプリント（船橋ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で川島正太郎騎手（6戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るラディヴィナを上がり2位タイの末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて7勝目を掴み取った。

6月12日、中5週で迎えた14戦目は、川崎スパーキングスプリント（川崎ダート900m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で川島正太郎騎手（7戦5勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではキレのある末脚を発揮したが、4着に終わった。

7月25日、中5週で迎えた15戦目は、S2の習志野きらっとスプリント（船橋ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で川島正太郎騎手（8戦5勝）。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を披露したが、4着に終わった。

11月9日、約3か月半の休み明けで迎えた16戦目は、ハンデ戦のトパーズスプリント（船橋ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で川島正太郎騎手（9戦5勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したシークロムを差し切れず、1馬身半差の2着となった。

12月13日、中4週で迎えた17戦目は、ハンデ戦でオープンのカムイユカラスプリント（船橋ダート1000m 曇/不良）に出走。鞍上は11戦連続で川島正太郎騎手（10戦5勝）。7頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で追い上げたが、抜け出したアピアを差し切れず、1馬身差の2着となった。