スイートフィズ（2004年生、母アクワレラ）

スイートフィズ（2004年3月17日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋炭酸入りアルコール飲料」。毛色は芦毛。種牡馬のクロフネ（当時6歳）と交配したアクワレラが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は千葉県、生産者はシンボリ牧場。戦績は、中央平地18戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は2007年の葛飾特別(1000万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

奥平雅士厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2007年）

1月21日、デビュー戦は吉田豊騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は502kg。15頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、壮絶なハイペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、チャームウィークに交わされて2馬身半差の2着となった。

2月4日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み6着に沈んだ。

4月7日、中8週で迎えた3戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のコウユーキズナに7馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

6月3日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の芍薬賞（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びあぐねて9着に敗れた。

7月7日、中4週で迎えた5戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、極端なハイペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では賦性の負けん気を発揮してゴールまで頑張り、3着に入った。

8月4日、中3週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/良）に49kgの軽斤量で出走。鞍上は田中博康騎手（1戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、抜け出したグリーンアラモードを差し切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

8月26日、中2週で迎えた7戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の出雲崎特別（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るブルーカーディナルを半馬身差し切って2勝目を手に入れた。

9月16日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた8戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の葛飾特別（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では、そのまま渾身の力で粘り込んで先頭を奪い、最後は2着のルミナスポイントに1馬身3/4の差をつけて3勝目を獲得した。

12月9日、約3か月の間隔を開けて迎えた9戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下のアクアラインステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は田中博康騎手（2戦1勝）。16頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では脚が残っておらず14着に終わった。

4歳（2008年）

3月2日、約3か月の間隔を開けて迎えた10戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後はバタバタになってしまい14着に終わった。

3月23日、中2週で迎えた11戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の内外タイムス杯（中山ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で小林淳一騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚が振るわず15着に終わった。

11月29日、約8か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた12戦目は、3歳以上1000万下（東京ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（2戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はタレてしまい10着に敗れた。

12月21日、中2週で迎えた13戦目は、3歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（3戦2勝）。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では伸びを欠き8着に終わった。

5歳（2009年）

3月7日、約2か月半の間隔を開けて迎えた14戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で蛯名正義騎手（4戦2勝）。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には食い込めず7着に敗れた。

4月11日、中4週で迎えた15戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で蛯名正義騎手（5戦2勝）。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では速い脚を使えず11着に敗れた。

5月2日、中2週で迎えた16戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の與杼特別（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に敗れた。

8月30日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた17戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の妙高特別（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。15頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚がパッとせず13着に終わった。

9月19日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上1000万下の十日町特別（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で黛弘人騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず5着に終わった。