マイスターパレス（1987年生、母バビアナ）

My Star Palace

1987.04.03

マイスターパレス（1987年4月3日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のクリスタルパレス（当時13歳）と交配したバビアナが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡鵡川町、生産者はビックリ牧場。戦績は、中央平地9戦4勝2着1回。主な勝ち鞍は1991年の天草特別(900万下)。

経歴

デビュー前

坂口正大厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1990年）

2月24日、デビュー戦は田原成貴騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（阪神ダート1700m 曇/重）に出走。馬体重は446kg。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では非凡な末脚を発揮し、3着に入った。

3月17日、中2週で迎えた2戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、4歳新馬（阪神ダート1700m 晴/稍重）に出走。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のカミノクレッセを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

4月1日、中1週で迎えた3戦目は、4歳500万下（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で角田晃一騎手（1戦1勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

6月16日、約2か月半の間隔を開けて迎えた4戦目は、4歳500万下（中京ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で角田晃一騎手（2戦1勝）。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では超凡な末脚を発揮し、3着に入った。

7月7日、中2週で迎えた5戦目は、丸山勝秀騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（中京ダート1700m 曇/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のライオンエリナを3/4馬身振り切って1着ゴールを果たした。

9月23日、約2か月半の間隔を開けて迎えた6戦目は、4歳以上900万下の秋分特別（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸山勝秀騎手（1戦1勝）。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったストロングパワーに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

10月14日、中2週で迎えた7戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の愛宕特別（京都ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で丸山勝秀騎手（2戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は垂れてしまい9着に敗れた。

11月4日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上900万下（京都ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で丸山勝秀騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のフサトロエスパーに2馬身の差をつけて制した。

4歳（1991年）

7月28日、約9か月の休養明けで迎えた9戦目は、4歳以上900万下の天草特別（小倉ダート1700m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で丸山勝秀騎手（4戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のダービーリーガルに約10馬身の大差をつけて久しぶりの一戦をモノにした。