オブテネール（2011年生、母シュガーキャンディ）

オブテネール（2011年2月16日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「獲得する（西）」。毛色は鹿毛。種牡馬のフジキセキ（当時19歳）と交配したシュガーキャンディが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地2戦0勝、地方7戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は2014年の3歳。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ノーザンレーシングから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、田邉正明によって3,465万円で落札された。

畠山吉宏厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2013年）

9月8日、デビュー戦は内田博幸騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。馬体重は496kg。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では脚を伸ばせず11着に敗れた。

12月22日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg減らして迎えた2戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/重）に出走。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では鋭い脚を使えず16着に終わった。

3歳（2014年）

2月16日、中7週で迎えた3戦目は、田中純騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 曇/重）に出走。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で猛進したが、伸びてきたクリノエクセレンス決め手に屈してクビ差の2着となった。

3月8日、中2週で迎えた4戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中純騎手（1戦0勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のシゲルヤシュウに2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

3月21日、中1週で迎えた5戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で田中純騎手（2戦1勝）。5頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るフロリディータを豪脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて断然人気に応えた。

4月5日、中1週で迎えた6戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で田中純騎手（3戦2勝）。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では豪快に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のグレイゴーストに2馬身半の差をつけて順当に勝利した。

4月26日、中2週で迎えた7戦目は、3歳戦の武雄賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で田中純騎手（4戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではいいところがなく8着に敗れた。

5月10日、中1週で迎えた8戦目は、3歳戦のサクラソウ賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で田中純騎手（5戦3勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したセリオにクビ差届かず2着に惜敗した。

5月24日、中1週で迎えた9戦目は、3歳地方重賞の初夏賞（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で田中純騎手（6戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に敗れた。