ヨイチハヤテ（2000年生、母ダーリングミスキュー）

ヨイチハヤテ（2000年6月16日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のマーベラスサンデー（当時8歳）と交配したダーリングミスキューが20歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）カタオカステーブル。戦績は、地方10戦9勝2着1回。主な勝ち鞍は2003年の3歳。

経歴

デビュー前

2歳のとき、カタオカステーブルから「千葉サラブレッド・セールサラブレッド2歳」に上場されたが主取りとなった。

矢野義幸厩舎（船橋）へ入厩。

3歳（2003年）

2月11日、デビュー戦は佐藤隆騎手を鞍上に据えて、3歳（船橋ダート1000m 曇/不良）に出走。馬体重は458kg。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。逃げる形となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のミヤマフレンドに8馬身の差をつけて初白星を挙げた。

4月30日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から24kg増やして迎えた2戦目は、3歳（船橋ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤隆騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のノースキャノンに2馬身の差をつけて優勝

4歳（2004年）

2月11日、約9か月半の休養明けで馬体重を前走からさらに27kg増やして迎えた3戦目は、4歳（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤隆騎手（2戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、ジョルジェに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

5歳（2005年）

9月21日、約19か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg絞って迎えた4戦目は、一般C3四イ（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤隆騎手（3戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るトミケンシャトルを次元の違う末脚で交わし去り、最後は6馬身の差をつけて久しぶりの一戦をモノにした。

10月24日、中4週で迎えた5戦目は、一般C3五イ（船橋ダート1400m 内回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で佐藤隆騎手（4戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のマキバスイングに1馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

11月24日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた6戦目は、一般C3二イ（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で佐藤隆騎手（5戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では凄まじい末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアユナに4馬身の差をつけて5勝目を掴み取った。

12月13日、中2週で迎えた7戦目は、一般C3四（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で佐藤隆騎手（6戦5勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では豪快に末脚を伸ばしてすんなりと抜け出し、最後は2着のリスティアマリカーに4馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

6歳（2006年）

1月12日、中3週で迎えた8戦目は、一般C3二イ（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で佐藤隆騎手（7戦6勝）。13頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では別次元の末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のナイトカザンに2馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

4月6日、約3か月の間隔を開けて迎えた9戦目は、一般C3四ア（船橋ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は9戦連続で佐藤隆騎手（8戦7勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のスカーレピーコックに1馬身半の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

5月4日、中3週で迎えた10戦目は、佐藤祐樹騎手を鞍上に迎えて、一般C3二ア（船橋ダート1500m 晴/稍重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のラリマーに2馬身半の差をつけて圧巻の7連勝を決めた。