スーパースペシャル（1988年生、母イハラフラワー）

スーパースペシャル（1988年4月25日）は、日本の競走馬。牡馬。品種はアングロアラブで、毛色は鹿毛。種牡馬のホクセイボーイ（当時8歳）と交配したイハラフラワーが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は嶋田与一。戦績は、中央平地17戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は1991年のアラブ特別(アラ系4歳以上400万下)。

経歴

デビュー前

佐山優厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1990年）

6月16日、デビュー戦は小島貞博騎手を鞍上に据えて、アラ系3歳未勝利（中京芝1000m 雨/不良）に出走。馬体重は468kg。13頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力十分の伸びを見せたが、ポートノーザリーにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

7月1日、中1週で迎えた2戦目は、アラ系3歳未勝利（中京ダート1000m 雨/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で小島貞博騎手（1戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚勢が衰えて11着に敗れた。

7月21日、中2週で迎えた3戦目は、土肥幸広騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では目立つような脚を使えず4着に敗れた。

8月12日、中2週で迎えた4戦目は、アラ系3歳未勝利（小倉芝1000m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で土肥幸広騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が振るわず4着に敗れた。

8月26日、中1週で迎えた5戦目は、アラ系3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で土肥幸広騎手（2戦0勝）。6頭立ての2番人気で6番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で急追したが、勝ったカルストンマジックに詰め切れず、3馬身差の2着に敗れた。

9月1日、連闘で迎えた6戦目は、アラ系3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で土肥幸広騎手（3戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鋭い脚を使えず3着に敗れた。

9月22日、中2週で迎えた7戦目は、小原義之騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳未勝利（中京ダート1000m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

9月30日、連闘で迎えた8戦目は、アラ系3歳未勝利（中京ダート1000m 雨/不良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で小原義之騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

11月18日、中6週で迎えた9戦目は、アラ系3歳未勝利（京都ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は土肥幸広騎手（4戦0勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に敗れた。

11月24日、連闘で迎えた10戦目は、安田隆行騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に出走。7頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、かなりのスローペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り5着に敗れた。

12月1日、連闘で迎えた11戦目は、アラ系3歳未勝利（中京ダート1000m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で安田隆行騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のイイデウラーに5馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

12月9日、連闘で迎えた12戦目は、小谷内秀夫騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳400万下（中京ダート1000m 曇/良）に出走。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では天資の敢闘精神でゴールまで力戦し、3着を確保した。

3歳（1991年）

2月9日、中8週で迎えた13戦目は、田島信行騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上400万下（小倉芝1800m 晴/良）に55kgの斤量を背負って出走。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。端に立ち、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうワンパンチ足りず、4着に終わった。

2月17日、連闘で迎えた14戦目は、アラ系4歳以上400万下（小倉ダート1000m 晴/稍重）に55kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で田島信行騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に敗れた。

2月25日、連闘で迎えた15戦目は、アラ系4歳以上400万下のアラブ特別（小倉芝1800m 晴/良）に55kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で田島信行騎手（2戦0勝）。15頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。前に出て、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させて、最後は2着のカツラギジャンボを半馬身振り切って制した。

3月16日、中2週で迎えた16戦目は、アラ系4歳以上700万下（小倉芝1800m 曇/重）に55kgの斤量を背負って出走。鞍上は4戦連続で田島信行騎手（3戦1勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

4月6日、中2週で迎えた17戦目は、アラ系4歳以上オープン（京都ダート1800m 曇/良）に55kgの斤量を背負って出走。鞍上は5戦連続で田島信行騎手（4戦1勝）。11頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に終わった。