ニホンピロワルター（2007年生、母ニホンピロビオラ）

ニホンピロワルター（2007年3月12日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋名ビオラ奏者ワルター・トランプラーより」。毛色は栗毛。種牡馬のゴールドアリュール（当時8歳）と交配したニホンピロビオラが10歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は佐々木直孝。戦績は、中央平地6戦1勝2着1回、地方2戦2勝。主な勝ち鞍は2010年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

作田誠二厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2009年）

10月31日、デビュー戦は藤岡佑介騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は464kg。15頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走し、3着に入った。

11月15日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず10着に敗れた。

3歳（2010年）

7月11日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から28kg増やして迎えた3戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ヒーローにクビ差交わされて2着となった。

8月1日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、超スローペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のリリーストライカーに1馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

6歳（2013年）

5月12日、約34か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた5戦目は、原田和真騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場なく10着に敗れた。

6月30日、中6週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた6戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい10着に終わった。

9月15日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から5kg戻して迎えた7戦目は、別府真衣騎手を鞍上に迎えて、もてもてラジ袋特別（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させてあっさりと抜け出し、最後は2着のロジサイレンスに3馬身の差をつけて久しぶりに美酒を浴びた。

10月6日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた8戦目は、一般C3-10（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で別府真衣騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアルドワーズに3馬身の差をつけてファンの高評価に応えた。