ヒーロー（2007年生、母ブリリアントベリー）

ヒーロー（2007年2月26日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「主人公」。毛色は栗毛。種牡馬のフジキセキ（当時15歳）と交配したブリリアントベリーが18歳のときに産んだ12番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地21戦3勝2着4回。主な勝ち鞍は2012年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

音無秀孝厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2010年）

4月11日、デビュー戦は川田将雅騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。馬体重は530kg。18頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で追い上げたが、抜け出したアマルフィターナに半馬身届かず2着に敗北した。

5月2日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（1戦0勝）。18頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったジャカランダテラスに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

5月23日、中2週で迎えた3戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鮮やかな伸びを見せたが、勝ったアスカクリチャンにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。

6月19日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は川田将雅騎手（2戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では息の長い末脚を発揮したが、5着に終わった。

7月11日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るニホンピロワルターを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って初勝利を挙げた。

7月31日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた6戦目は、3歳以上500万下の指宿特別（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で川田将雅騎手（4戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

11月7日、約3か月半の休養明けで迎えた7戦目は、柴原央明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京芝1600m 曇/良）に出走。18頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には届かず10着に敗れた。

12月4日、中3週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は北村友一騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、5着に終わった。

12月25日、中2週で迎えた9戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/稍重）に出走。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4歳（2011年）

3月26日、約3か月の休養明けで迎えた10戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で丸山元気騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。最後は脚色が衰えて8着に敗れた。

5月29日、中8週で迎えた11戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の巻機山特別（新潟ダート1200m 雨/不良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

6月12日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のスイレンをクビ差振り切って勝利を手に入れた。

5歳（2012年）

1月21日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から30kg増やして迎えた13戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1200m 小雨/重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、4着に終わった。

2月4日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではしっかりと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のタイキガラハッドをクビ差振り切って圧倒的人気に応えた。

3月3日、中3週で迎えた15戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で岩田康誠騎手（2戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。最後はスティールパスと並んで2着同着となった。

4月1日、中3週で迎えた16戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で岩田康誠騎手（3戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に敗れた。

4月28日、中3週で迎えた17戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の御池特別（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では伸びを欠き15着に敗れた。

6歳（2013年）

1月20日、約9か月の休み明けで迎えた18戦目は、W.ビュイック騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/重）に出走。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を繰り出し、3着に入った。

6月23日、約5か月の休養明けで迎えた19戦目は、3歳以上1000万下の鶴見特別（阪神ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（4戦1勝）。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位争いには絡めず6着に敗れた。

9月8日、約2か月半の間隔を開けて迎えた20戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の夙川特別（阪神ダート1200m 曇/重）に出走。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に敗れた。

10月5日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた21戦目は、3歳以上1000万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は北村友一騎手（2戦0勝）。14頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には割り込めず9着に敗れた。