オンワードエイブル（1997年生、母オンワードブロー）

オンワードエイブル（1997年6月9日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のタイトスポット（当時10歳）と交配したオンワードブローが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（株）オンワード牧場。戦績は、中央平地33戦1勝、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は2000年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

菅原泰夫厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2000年）

4月22日、デビュー戦は沢昭典騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（福島芝2000m 晴/重）に出走。馬体重は496kg。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く10着に終わった。

10月22日、約6か月の休養明けで迎えた2戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず14着に終わった。

11月5日、中1週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は沢昭典騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず14着に終わった。

11月19日、中1週で迎えた4戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のドクターウォルラスに1馬身1/4の差をつけて初勝利を挙げた。

4歳（2001年）

3月17日、約4か月の休養明けで迎えた5戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝2000m 小雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では脚を伸ばせず12着に終わった。

4月3日、中1週で迎えた6戦目は、桑島孝春騎手を鞍上に迎えて、’01ファンタスティックサドル特別（船橋ダート1800m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場なく10着に終わった。

4月21日、中2週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下の天童特別（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は武士沢友治騎手（1戦1勝）。16頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に終わった。

5月4日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下の梁川特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武士沢友治騎手（2戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

5月12日、連闘で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（福島芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で武士沢友治騎手（3戦1勝）。13頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず10着に終わった。

5月26日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で武士沢友治騎手（4戦1勝）。18頭立ての17番人気で17番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず8着に終わった。

12月16日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた11戦目は、坂井千明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では最後まで息が続かず13着に終わった。

5歳（2002年）

1月19日、中4週で迎えた12戦目は、田嶋翔騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。18頭立ての18番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず12着に終わった。

1月26日、連闘で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（小倉芝2000m 雨/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で田嶋翔騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では末脚が冴えず12着に終わった。

2月10日、中1週で迎えた14戦目は、石神深一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート2100m 小雪/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい12着に終わった。

3月31日、中6週で迎えた15戦目は、五十嵐雄祐騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に終わった。

4月21日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下の三条特別（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で五十嵐雄祐騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず8着に終わった。

5月3日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（東京芝2200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で五十嵐雄祐騎手（2戦0勝）。13頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚に勢いがなく8着に終わった。

5月25日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（東京芝1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で五十嵐雄祐騎手（3戦0勝）。18頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい11着に終わった。

8月3日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた19戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は田嶋翔騎手（2戦0勝）。14頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい11着に終わった。

8月18日、中1週で迎えた20戦目は、3歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は五十嵐雄祐騎手（4戦0勝）。17頭立ての17番人気で13番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず7着に終わった。

9月1日、中1週で迎えた21戦目は、3歳以上500万下（新潟芝2200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で五十嵐雄祐騎手（5戦0勝）。14頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出し、4着に入り込んだ。

9月21日、中2週で迎えた22戦目は、3歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で五十嵐雄祐騎手（6戦0勝）。14頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず8着に敗れた。

10月6日、中1週で迎えた23戦目は、3歳以上500万下の松川浦特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は武士沢友治騎手（5戦1勝）。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

11月3日、中3週で迎えた24戦目は、3歳以上500万下（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で武士沢友治騎手（6戦1勝）。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮したが、5着に終わった。

11月17日、中1週で迎えた25戦目は、3歳以上500万下（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で武士沢友治騎手（7戦1勝）。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず7着に敗れた。

6歳（2003年）

3月22日、約4か月の休み明けで迎えた26戦目は、4歳以上500万下（中京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は坂井千明騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では稲妻のような末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

4月13日、中2週で迎えた27戦目は、4歳以上500万下（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井千明騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出し、3着に入った。

4月27日、中1週で迎えた28戦目は、4歳以上500万下の浄土平特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂井千明騎手（3戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが続かず、4着に終わった。

5月17日、中2週で迎えた29戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走したが、5着に終わった。

6月22日、中4週で迎えた30戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず14着に敗れた。

6月28日、連闘で迎えた31戦目は、3歳以上500万下（函館芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は武士沢友治騎手（8戦1勝）。13頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に終わった。

7月13日、中1週で迎えた32戦目は、3歳以上500万下（函館芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で武士沢友治騎手（9戦1勝）。16頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり15着に終わった。

11月15日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた33戦目は、3歳以上500万下（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は五十嵐雄祐騎手（7戦0勝）。14頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始10番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい9着に終わった。

12月14日、中3週で迎えた34戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は坂井千明騎手（4戦0勝）。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを8番手で通過。最後は脚を失くしてしまい14着に終わった。