ボランテレオ（2016年生、母プラウドビューティー）

ボランテレオ（2016年5月15日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「すばやい(伊)+ライオン(ラテン語)。すばやいライオン」。毛色は鹿毛。種牡馬のロードカナロア（当時8歳）と交配したプラウドビューティーが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は信岡牧場。主な勝ち鞍は2019年の3歳新馬。

経歴

デビュー前

1歳のとき、坂東牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、近藤克麿によって1,026万円で落札された。

森田直行厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2019年）

2月3日、デビュー戦は難波剛健騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中京ダート1400m 曇/稍重）に出走。馬体重は492kg。15頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のタイセイガニアンをハナ差振り切って初勝利を挙げた。

3月24日、中6週で迎えた2戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く12着に終わった。

4月13日、中2週で迎えた3戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では末脚にキレが無く16着に終わった。

5月26日、中5週で迎えた4戦目は、和田翼騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では末脚を伸ばせず16着に終わった。

10月19日、約5か月の休養明けで迎えた5戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（京都ダート1900m 曇/重）に52kgの軽斤量で出走。9頭立ての9番人気で大外9番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が衰えて8着に終わった。

11月2日、中1週で迎えた6戦目は、藤懸貴志騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚を伸ばせず11着に終わった。

4歳（2020年）

1月22日、約2か月半の間隔を開けて迎えた7戦目は、佐藤友則騎手を鞍上に迎えて、葉牡丹特別（笠松ダート1800m 曇/良）に出走。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

2月2日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上1勝クラスの宝満山特別（小倉芝2000m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は藤懸貴志騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は一杯になって10着に終わった。

4月5日、中8週で迎えた9戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中山障害芝2880m 曇/良）に出走。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。10着に終わった。

7月8日、約3か月の休み明けで迎えた10戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、アーバンステージ文月賞（大井ダート1200m 曇/重）に出走。15頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず8着に終わった。

7月19日、中1週で迎えた11戦目は、中村将之騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝2970m 晴/良）に出走。13頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。9着に終わった。

10月17日、約3か月の休養明けで迎えた12戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内曇/良）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。5着に終わった。

11月15日、中3週で迎えた13戦目は、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2770m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。最後は、2着のホウオウアクセルに2馬身の差をつけて久方ぶりに美酒を浴びた。

12月12日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた14戦目は、障害3歳以上オープン（中京障害芝3300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で熊沢重文騎手（3戦1勝）。14頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。13着に終わった。

5歳（2021年）

1月30日、中6週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた15戦目は、三津谷隼人騎手を鞍上に迎えて、牛若丸ジャンプステークス（小倉障害芝3390m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。12着に終わった。

3月20日、中6週で迎えた16戦目は、ペガサスジャンプステークス（中山障害芝3350m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で三津谷隼人騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。14着に終わった。

5月2日、中5週で迎えた17戦目は、植野貴也騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上オープン（東京障害芝3100m 晴/良）に出走。13頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。8着に終わった。

5月22日、中2週で迎えた18戦目は、障害4歳以上オープン（新潟障害芝3290m 外→内曇/重）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（4戦1勝）。14頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。9着に終わった。

9月25日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた19戦目は、清秋ジャンプステークス（中山障害芝3210m 曇/良）に出走。鞍上は植野貴也騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。7着に終わった。