デボネア（2008年生、母ヴェルヴェットクイーン）

Debonair

2008.02.24

デボネア（2008年2月24日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「優雅で快活な」。毛色は鹿毛。種牡馬のアグネスタキオン（当時10歳）と交配したヴェルヴェットクイーンが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はダーレー・ジャパン・ファーム（有）。戦績は、中央平地8戦1勝2着1回。2011年の皐月賞(G1)で4着に入った他、2011年の弥生賞(G2)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

中竹和也厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2010年）

9月18日、デビュー戦は丸山元気騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。馬体重は516kg。13頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

10月3日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（札幌芝1800m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で丸山元気騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露したが、3着に終わった。

12月5日、中8週で迎えた3戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って8着に敗れた。

12月26日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（小倉芝2000m 雪/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では圧倒的な末脚を爆発させて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のサンライズレガシーに1馬身1/4の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（2011年）

1月16日、中2週で迎えた5戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳G3の京成杯（中山芝2000m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、抜け出したフェイトフルウォーにハナ差届かず2着となった。

3月6日、中6週で迎えた6戦目は、3歳G2の弥生賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤哲三騎手（1戦1勝）。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

4月24日、中6週で迎えた7戦目は、3歳G1の皐月賞（東京芝2000m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（2戦1勝）。18頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線ではキレのある末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

5月29日、中4週で迎えた8戦目は、L.デットーリ騎手を鞍上に迎えて、3歳G1の日本ダービー（東京優駿）（東京芝2400m 雨/不良）に出走。18頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では伸びが鈍く12着に敗れた。