コチャ（2006年生、母リーガルウェイズ）

コチャ（2006年1月24日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「民謡『お江戸日本橋』より」。毛色は鹿毛。種牡馬のキングカメハメハ（当時5歳）と交配したリーガルウェイズが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者はヒサイファーム。戦績は、中央平地17戦1勝、地方10戦1勝2着3回。主な勝ち鞍は2009年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

当歳のとき、ヒサイファームから「北海道セレクションセールサラブレッド当歳」に上場され、山岸桂市によって1,249.5万円で落札された。

杉浦宏昭厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2008年）

6月29日、デビュー戦は勝浦正樹騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1200m 雨/稍重）に出走。馬体重は446kg。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、5着に入り込んだ。

7月20日、中2週で迎えた2戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

8月10日、中2週で迎えた3戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（新潟芝1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に終わった。

10月26日、約2か月半の間隔を開けて迎えた4戦目は、小林久晃騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（東京芝1600m 曇/良）に出走。13頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず13着に終わった。

3歳（2009年）

1月20日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から13kg増やして迎えた5戦目は、3歳戦のフォーチュネイト寒椿特別（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず7着に敗れた。

4月18日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から19kg絞って迎えた6戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず15着に終わった。

5月3日、中1週で迎えた7戦目は、小野寺祐太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。18頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

5月24日、中2週で迎えた8戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝1400m 曇/良）に出走。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、3着に入った。

6月7日、中1週で迎えた9戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/重）に出走。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず8着に敗れた。

7月5日、中3週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るマイネルクロッシュを上がり3位タイの末脚で半馬身差し切って待望の初勝利を挙げた。

9月13日、中9週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた11戦目は、3歳以上500万下の寺泊特別（新潟芝1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は小林久晃騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚にキレが無く8着に終わった。

11月1日、中6週で迎えた12戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では末脚が冴えず12着に敗れた。

4歳（2010年）

2月6日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、大江原圭騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。18頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、6着に入り込んだ。

3月27日、中6週で迎えた14戦目は、平野優騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。18頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では見所を作れず13着に終わった。

4月25日、中3週で迎えた15戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く11着に終わった。

5月22日、中3週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（東京芝1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は大江原圭騎手（1戦0勝）。18頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

6月5日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（東京芝1600m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で大江原圭騎手（2戦0勝）。18頭立ての13番人気で大外18番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。最後は垂れてしまい17着に終わった。

8月7日、中8週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた18戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で大江原圭騎手（3戦0勝）。18頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず13着に終わった。

11月18日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から21kg戻して迎えた19戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、一般C1三四（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには加われず5着に敗れた。

12月16日、中3週で迎えた20戦目は、一般C1三（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではビュッとキレる脚を見せたが、伸びてきたサトコンワールド決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

5歳（2011年）

1月1日、中1週で迎えた21戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、一般C1五（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、4着に終わった。

1月24日、中2週で迎えた22戦目は、一般C1四五（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のエンジンソウルを3/4馬身振り切って久しぶりに勝利を挙げた。

3月3日、中4週で迎えた23戦目は、牝馬限定戦のひなまつり特別（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で今野忠成騎手（2戦1勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では物凄い伸び脚で猛追したが、勝ったスマートターゲットに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

4月15日、中5週で迎えた24戦目は、一般C1二（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で今野忠成騎手（3戦1勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では堅調な伸びを見せたが、勝ったアシュラオーに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

5月19日、中4週で迎えた25戦目は、一般C1二（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で今野忠成騎手（4戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

8月20日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた26戦目は、一般C1二（川崎ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で今野忠成騎手（5戦1勝）。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり11着に敗れた。

9月1日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた27戦目は、昌志40歳バースデー記念（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で今野忠成騎手（6戦1勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に敗れた。