セラーナ（2008年生、母サクラソレイユ）

セラーナ（2008年3月30日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「素敵なお嬢さん（Ｃｕｅｒｐｏ　Ｓｅｒｒａｎａ）（西）より」。毛色は鹿毛。種牡馬のスズカマンボ（当時7歳）と交配したサクラソレイユが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は対馬正。戦績は、中央平地12戦0勝、中央障害3戦0勝、地方13戦4勝2着1回。主な勝ち鞍は2011年の3歳。

経歴

デビュー前

ローレルクラブにて総額800万円（4万×200口）で一口馬主が募集された。

和田正道厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2010年）

6月27日、デビュー戦は今野忠成騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は466kg。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では速い脚を使えず12着に敗れた。

8月1日、中4週で迎えた2戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1400m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では脚を伸ばせず11着に敗れた。

8月14日、中1週で迎えた3戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1400m 曇/重）に出走。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びが劣勢になり11着に終わった。

8月28日、中1週で迎えた4戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1000m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。8着に敗れた。

10月3日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。直線では末脚にキレが無く6着に終わった。

10月24日、中2週で迎えた6戦目は、西村太一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。15頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はガス欠状態になり10着に敗れた。

11月27日、中4週で迎えた7戦目は、M.チャドウィック騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。18頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。逃げを打ち、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず16着に終わった。

3歳（2011年）

2月12日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、大庭和弥騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 小雪/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では最後まで息が続かず16着に終わった。

4月2日、中6週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた9戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は西村太一騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。競走中止となった。

5月5日、中4週で迎えた10戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のデネブ特別（門別ダート1200m 晴/重）に出走。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず4着に敗れた。

6月2日、中3週で迎えた11戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のツインシャイン特別（浦和ダート1400m 雨/重）に出走。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に終わった。

7月6日、中4週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた12戦目は、坂下秀樹騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のマイヤ特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ格好となり、でレースを進める。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい8着に終わった。

8月2日、中3週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた13戦目は、一般C4-4（門別ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は服部茂史騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切り、で一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、勝ったシャイニードラゴンをクビ差捉え切れず2着に甘んじた。

8月16日、中1週で迎えた14戦目は、一般C4-4（門別ダート1000m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（2戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立ち、でレースを引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして、最後は2着のピエールバンカーを3/4馬身振り切って待望の初勝利を挙げた。

9月1日、中1週で迎えた15戦目は、一般C4-2（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で服部茂史騎手（3戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして、最後は2着のトモノメジロに1馬身半の差をつけて2勝目を収める

9月22日、中2週で迎えた16戦目は、一般C4-1（門別ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で服部茂史騎手（4戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる恰好となり、で集団を牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り8着に敗れた。

10月5日、中1週で迎えた17戦目は、一般C4-1（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で服部茂史騎手（5戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る形となり、で一団を引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい8着に敗れた。

10月19日、中1週で迎えた18戦目は、一般C4-1（門別ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で服部茂史騎手（6戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では徐々に前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のダイヤピアスを半馬身振り切って3勝目をつかんだ。

12月16日、中7週で迎えた19戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。端をきる形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のルーナピエーナに2馬身半の差をつけて4勝目を掴み取った。

4歳（2012年）

1月6日、中2週で迎えた20戦目は、4歳（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚色が悪くなり6着に敗れた。

1月26日、中2週で迎えた21戦目は、杉村一樹騎手を鞍上に迎えて、4歳（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は力尽きて10着に敗れた。

3月1日、中4週で迎えた22戦目は、4歳（川崎ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で杉村一樹騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では全く伸びず5着に終わった。

6月16日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた23戦目は、金子光希騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2750m 小雨/良）に出走。14頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。競走中止となった。

8月19日、中8週で迎えた24戦目は、石神深一騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。13頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。8着に終わった。

9月17日、中3週で迎えた25戦目は、障害3歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で石神深一騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。14着に終わった。

10月13日、中3週で迎えた26戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の松浜特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。17頭立ての17番人気で1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではいい脚を見せられず16着に終わった。

10月20日、連闘で迎えた27戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で村田一誠騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に終わった。

11月4日、中1週で迎えた28戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で村田一誠騎手（2戦0勝）。14頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず14着に終わった。