ノーススポット（2001年生、母ミッチースマイル）

North Spot

2001.03.24

ノーススポット（2001年3月24日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「母母名の一部＋父名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のタイトスポット（当時14歳）と交配したミッチースマイルが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は厚賀古川牧場。戦績は、中央平地7戦0勝、地方20戦10勝2着3回。2004年の新緑賞(地方重賞)に勝利した他、2003年のジュニアクラウン(地方重賞)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

中山義宣厩舎（笠松）へ入厩。

2歳（2003年）

8月13日、デビュー戦は安藤光彰騎手を鞍上に据えて、2歳戦の新馬チャレンジ（7）（笠松ダート800m 晴/稍重）に出走。馬体重は478kg。7頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のブリンクに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

9月3日、中2週で迎えた2戦目は、2歳地方重賞のジュニアクラウン（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤光彰騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のマユネミンクスに4馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

10月26日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、2歳500万下のかえで賞（京都芝1400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で安藤光彰騎手（2戦2勝）。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に終わった。

11月15日、中2週で迎えた4戦目は、2歳500万下の黄菊賞（京都芝1800m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で安藤光彰騎手（3戦2勝）。13頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず11着に終わった。

12月28日、中5週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた5戦目は、2歳500万下（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で安藤光彰騎手（4戦2勝）。14頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず10着に終わった。

3歳（2004年）

1月13日、中1週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた6戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で安藤光彰騎手（5戦2勝）。6頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて、最後は2着のキヌガサフォークに1馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

2月12日、中3週で迎えた7戦目は、牝馬限定3歳戦の園田クイーンセレクション（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で安藤光彰騎手（6戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るキヌガササファイヤを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

3月14日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、牝馬限定3歳G2のフィリーズレビュー（阪神芝1400m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は8戦連続で安藤光彰騎手（7戦4勝）。16頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。最後は脚を失くしてしまい9着に終わった。

4月5日、中2週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた9戦目は、3歳地方重賞の新緑賞（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で安藤光彰騎手（8戦4勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鋭く末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のメジャーガールに1馬身半の差をつけて5勝目を手にした。

4月25日、中2週で迎えた10戦目は、3歳オープンの橘ステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で安藤光彰騎手（9戦5勝）。14頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く12着に終わった。

6月19日、中7週で迎えた11戦目は、3歳以上1000万下の出石特別（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で安藤光彰騎手（10戦5勝）。16頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見せ場なく11着に終わった。

9月11日、約3か月の間隔を開けて迎えた12戦目は、3歳以上1000万下の夙川特別（阪神ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で安藤光彰騎手（11戦5勝）。13頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。競走中止となった。

10月28日、中6週で迎えた13戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、オクトーバー特別（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。13頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではビュッと切れる脚を見せたが、リュウノーザンに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

11月16日、中2週で迎えた14戦目は、フェイスフルステッキ特別（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではビュッと切れる脚を見せたが、ハウンドフォンテンに半馬身交わされて2着に敗北した。

11月25日、連闘で迎えた15戦目は、牝馬限定戦のレディ・ジョーカーカップ（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で左海誠二騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、超スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のゴールドファミリーに4馬身の差をつけて6勝目を挙げた。

12月15日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた16戦目は、フェイスフルホイップ特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で左海誠二騎手（3戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って10着に敗れた。

4歳（2005年）

5月5日、約4か月半の休養明けで迎えた17戦目は、ハンデ戦のメイスプリント（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で左海誠二騎手（4戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のデザートワンに4馬身の差をつけて休養明けの一戦をモノにした。

5月20日、中1週で迎えた18戦目は、青葉特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で左海誠二騎手（5戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

6月16日、中3週で迎えた19戦目は、マルチウイン特別（浦和ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で左海誠二騎手（6戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、若干遅いペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を爆発させてすんなりと抜け出し、最後は2着のハイフレンドバリアに3馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

7月5日、中2週で迎えた20戦目は、盛夏特別（川崎ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は8戦連続で左海誠二騎手（7戦3勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。端をきる形となり、極端なスローペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい9着に敗れた。

8月2日、中3週で迎えた21戦目は、牝馬限定のハンデ戦の’05クリスタルナイトカップ（大井ダート1600m 内回り 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で左海誠二騎手（8戦3勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて9着に敗れた。

9月27日、中7週で迎えた22戦目は、ハンデ戦の利根川特別（浦和ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で左海誠二騎手（9戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のナムラダマシイに2馬身半の差をつけて9勝目を収める

10月24日、中3週で迎えた23戦目は、ハンデ戦の習志野市きらっと特別（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で左海誠二騎手（10戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

11月17日、中2週で迎えた24戦目は、小春日賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で左海誠二騎手（11戦4勝）。13頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のスペシャルアタックを半馬身振り切って10勝目を達成した。

12月14日、中3週で迎えた25戦目は、東京スポーツ盃（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で左海誠二騎手（12戦5勝）。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では上々の伸びを見せたが、抜け出したグローリーウイナーを差し切れず、1馬身半差の2着となった。

5歳（2006年）

1月11日、中3週で迎えた26戦目は、地方重賞の船橋記念（船橋ダート1000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は14戦連続で左海誠二騎手（13戦5勝）。9頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びが鈍く4着に敗れた。

4月27日、約3か月半の休養明けで迎えた27戦目は、ハンデ戦の卯月特別（浦和ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は15戦連続で左海誠二騎手（14戦5勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が衰えて10着に敗れた。