ボールドリーダー（1996年生、母ビジューアル）

ボールドリーダー（1996年3月17日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のサクラトウコウ（当時15歳）と交配したビジューアルが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）藤川牧場。戦績は、中央平地32戦2勝2着4回、地方6戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は1999年の小名浜特別(500万下)。

経歴

デビュー前

及川良春厩舎（水沢）へ入厩。

2歳（1998年）

6月15日、デビュー戦は沢田盛夫利騎手を鞍上に据えて、3歳（盛岡芝1000m 曇/重）に出走。馬体重は452kg。5頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。最後は、2着のトウホクグルームに2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

7月11日、中3週で迎えた2戦目は、3歳A（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で沢田盛夫利騎手（1戦1勝）。6頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。6着に終わった。

7月27日、中1週で迎えた3戦目は、草地保隆騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の若駒賞（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。6着に終わった。

8月22日、中3週で迎えた4戦目は、2歳オープンのダリア賞（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は沢田盛夫利騎手（2戦1勝）。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では決め手に欠いて5着に終わった。

10月4日、中5週で迎えた5戦目は、2歳戦のMIT杯（盛岡芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で沢田盛夫利騎手（3戦1勝）。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。3着を確保した。

10月25日、中2週で迎えた6戦目は、3歳500万下のきんもくせい特別（福島芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で沢田盛夫利騎手（4戦1勝）。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

11月7日、中1週で迎えた7戦目は、3歳500万下（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で沢田盛夫利騎手（5戦1勝）。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

12月5日、中3週で迎えた8戦目は、3歳500万下の葉牡丹賞（中山芝2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で沢田盛夫利騎手（6戦1勝）。11頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に終わった。

3歳（1999年）

1月31日、中7週で迎えた9戦目は、橋本広喜騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のセントポーリア賞（東京芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず8着に敗れた。

2月13日、中1週で迎えた10戦目は、的場均騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のゆりかもめ賞（東京芝2400m 晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が鈍り10着に終わった。

3月13日、中3週で迎えた11戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンのすみれステークス（阪神芝2200m 雨/良）に出走。15頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず8着に終わった。

4月4日、中2週で迎えた12戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のはなみずき賞（阪神芝2200m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に終わった。

4月17日、中1週で迎えた13戦目は、本田優騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの若草ステークス（阪神芝2200m 曇/良）に出走。12頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では見所を作れず12着に終わった。

9月19日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた14戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の箕面特別（阪神芝1600m 晴/良）に出走。18頭立ての17番人気で2番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く14着に終わった。

10月10日、中2週で迎えた15戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘し、4着を確保した。

11月6日、中3週で迎えた16戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の原町特別（福島ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったタイトスクイーズにねじ伏せられて6馬身差の2着に敗北した。

11月20日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下の小名浜特別（福島ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のプライドソルジャーに9馬身の差をつけて久しぶりに美酒を浴びた。

12月19日、中3週で迎えた18戦目は、4歳以上900万下の岩国特別（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で中舘英二騎手（2戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、勝ったシズノサンデーに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

4歳（2000年）

1月5日、中1週で迎えた19戦目は、5歳以上900万下の成田特別（中山ダート2400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で中舘英二騎手（3戦1勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり8着に敗れた。

2月5日、中3週で迎えた20戦目は、5歳以上900万下の早鞆特別（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で中舘英二騎手（4戦1勝）。15頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では余力が残っておらず10着に敗れた。

2月19日、中1週で迎えた21戦目は、5歳以上900万下の和布刈特別（小倉ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で中舘英二騎手（5戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、5着に終わった。

3月11日、中2週で迎えた22戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の瀬戸特別（中京ダート1700m 曇/良）に出走。13頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に敗れた。

3月20日、連闘で迎えた23戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、名古屋チャレンジカップ韋駄天賞（名古屋ダート1900m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったキングダムシチーから1馬身差の2着に敗北した。

4月22日、中4週で迎えた24戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の北上特別（福島ダート1700m 晴/重）に54kgの軽斤量で出走。13頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然と端をきり、息の入らないペースで一団を引っ張る。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。

5月14日、中2週で迎えた25戦目は、飯田祐史騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（京都ダート1800m 曇/重）に出走。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。端に立ち、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、キクノグリッターに交わされて1馬身1/4差の2着となった。

6月19日、中4週で迎えた26戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

7月9日、中2週で迎えた27戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（2戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて11番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

5歳（2001年）

5月12日、約10か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた28戦目は、4歳以上500万下の常葉特別（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は芹沢純一騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。最後は脚勢が悪くなり12着に敗れた。

6月16日、中4週で迎えた29戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（6戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、カメリアデュラブに交わされて1馬身3/4差の2着に敗北した。

6月24日、連闘で迎えた30戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（7戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のレイオブライトを3/4馬身振り切って単勝一倍台の支持に応えた。

7月29日、中4週で迎えた31戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の噴火湾特別（函館ダート1700m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で中舘英二騎手（8戦2勝）。13頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は垂れてしまい9着に終わった。

8月6日、連闘で迎えた32戦目は、東京カップけやき賞（盛岡ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で中舘英二騎手（9戦2勝）。14頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では卓抜な伸び脚で追い上げたが、勝ったノボサンシャインに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

9月15日、中5週で迎えた33戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の秋分特別（阪神ダート1800m 雨/良）に出走。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着を確保した。

9月30日、中1週で迎えた34戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の西脇特別（阪神ダート1800m 小雨/良）に出走。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では余力が残っておらず13着に敗れた。

10月14日、中1週で迎えた35戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の愛宕特別（京都ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて10着に敗れた。

10月27日、中1週で迎えた36戦目は、坂井千明騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の渡利特別（福島ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚勢が悪くなり12着に敗れた。

7歳（2003年）

6月8日、約19か月半の休み明けで迎えた37戦目は、長谷川浩大騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中京ダート1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で大外16番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では伸びが劣勢になり16着に終わった。

7月13日、中4週で迎えた38戦目は、斉藤正弘騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の竜飛崎特別（函館ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。競走中止となった。