グレイシャスドータ（2006年生、母グロリアスドータ）

グレイシャスドータ（2006年3月24日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「思いやりのある娘」。毛色は青鹿毛。種牡馬のゴールドアリュール（当時7歳）と交配したグロリアスドータが12歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は坂牧場。戦績は、中央平地5戦0勝、地方19戦5勝2着3回。主な勝ち鞍は2010年の根上七夕まつり特別(一般C3一)。

経歴

デビュー前

小西一男厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2009年）

5月2日、デビュー戦は田辺裕信騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は434kg。15頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く14着に終わった。

11月8日、約6か月半の休み明けで迎えた2戦目は、加藤和義騎手を鞍上に迎えて、一般C4-7（金沢ダート1300m 曇/良）に出走。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず6着に敗れた。

11月22日、中1週で迎えた3戦目は、一般C4-7（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で加藤和義騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のエイダイウエルズを3/4馬身振り切って初勝利を挙げた。

12月6日、中1週で迎えた4戦目は、沖静男騎手を鞍上に迎えて、一般C4三（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

12月22日、中1週で迎えた5戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、一般C4四（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

12月30日、連闘で迎えた6戦目は、一般C4三（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したアルファママシータを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

4歳（2010年）

2月12日、中5週で迎えた7戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、一般C25（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたスプリングナイル決め手に屈して半馬身差の2着となった。

3月1日、中1週で迎えた8戦目は、一般C21（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

4月4日、中4週で迎えた9戦目は、鶴仙渓特別（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして、最後は2着のロマニートウショウに1馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

4月20日、中1週で迎えた10戦目は、一般C3二（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に敗れた。

5月18日、中3週で迎えた11戦目は、一般C3四（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は加藤和義騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

6月15日、中3週で迎えた12戦目は、一般C3五（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で加藤和義騎手（3戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず4着に敗れた。

6月27日、中1週で迎えた13戦目は、一般C3五（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で加藤和義騎手（4戦1勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

7月9日、中1週で迎えた14戦目は、加賀四湯博山中温泉特別（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で加藤和義騎手（5戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のアストロダッシャーに5馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

7月20日、中1週で迎えた15戦目は、根上七夕まつり特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で加藤和義騎手（6戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先頭に立ち、後続を2馬身以上離して、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のシルクシグナルに4馬身の差をつけて断然人気に応えた。

8月22日、中4週で迎えた16戦目は、一般B3三（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で加藤和義騎手（7戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚がパッとせず4着に敗れた。

9月5日、中1週で迎えた17戦目は、おめでとう!保下徹入籍記念（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（4戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。道中で単騎先頭に変わり、2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を炸裂させて抜け出し、最後は2着のブライティアソワレに3馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

9月20日、中1週で迎えた18戦目は、ほうらいまつり特別（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は加藤和義騎手（8戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で追い上げたが、勝ったトウショウジオンを3/4馬身捉え切れず2着に敗北した。

10月3日、中1週で迎えた19戦目は、山代温泉古総湯復興記念特別（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（5戦2勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場なく9着に敗れた。

10月30日、中3週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた20戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1150m 雨/重）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では見所を作れず15着に終わった。

12月11日、中5週で迎えた21戦目は、西村太一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚が振るわず13着に終わった。

5歳（2011年）

4月6日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から11kg減らして迎えた22戦目は、尾島徹騎手を鞍上に迎えて、臥龍桜特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に終わった。

5月14日、中4週で馬体重を前走から7kg戻して迎えた23戦目は、平野優騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では脚を伸ばせず14着に終わった。

7月24日、中9週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた24戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。14着に終わった。