ベリービスケット（2010年生、母サクセスビスケット）

ベリービスケット（2010年6月9日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「ブルーベリーなどの小果実＋ビスケット」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のグラスワンダー（当時15歳）と交配したサクセスビスケットが9歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道茅部郡森町、生産者は（有）笹川大晃牧場。戦績は、中央平地5戦0勝、地方38戦7勝2着5回。主な勝ち鞍は2014年の3歳以上C4-2。

経歴

デビュー前

1歳のとき、笹川大晃牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」と「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。

鮫島一歩厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2013年）

4月20日、デビュー戦は和田竜二騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は454kg。18頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では決め手に欠いて12着に終わった。

6月8日、中6週で迎えた2戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では見所を作れず9着に敗れた。

7月27日、中6週で迎えた3戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く12着に終わった。

8月24日、中3週で迎えた4戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1800m 雨/重）に出走。16頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に終わった。

9月29日、中4週で迎えた5戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての17番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では脚が残っておらず14着に終わった。

10月24日、中3週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた6戦目は、石川倭騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-7（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では卓出した伸び脚で猛追したが、勝ったワイドエクセレントに詰め切れず、8馬身差の2着に敗北した。

4歳（2014年）

4月29日、約6か月の休養明けで馬体重を前走からさらに14kg増やして迎えた7戦目は、松井伸也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-5（門別ダート1200m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るシルクミレニアを次元の違う末脚で交わし去り、最後は6馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

5月14日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた8戦目は、3歳以上C4-3（門別ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松井伸也騎手（1戦1勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では全く伸びず7着に敗れた。

6月3日、中2週で迎えた9戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-4（門別ダート1200m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のヤーマンミルフィーをクビ差振り切って優勝

6月26日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上C4-2（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で桑村真明騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るリッカスキップを圧倒的な末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて断トツの支持に応えた。

7月24日、中3週で迎えた11戦目は、ハッカ生産日本一滝上特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で桑村真明騎手（2戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に敗れた。

8月5日、中1週で迎えた12戦目は、阿部龍騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C33 C41（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

8月19日、中1週で迎えた13戦目は、なでしこ特別（門別ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で阿部龍騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、勝ったゴールドドンナに詰め切れず、1馬身差の2着となった。

9月2日、中1週で迎えた14戦目は、阪野学騎手を鞍上に迎えて、いつもあったかホクレン灯油特別（門別ダート1700m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に敗れた。

9月18日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上C33 C41（門別ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で阪野学騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に終わった。

10月2日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上C33 C41（門別ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で阪野学騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

10月29日、中3週で迎えた17戦目は、冬桜特別（門別ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は阿部龍騎手（2戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる形となり、で馬群を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

11月12日、中1週で迎えた18戦目は、美唄産「雪蔵工房」新米賞（門別ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は阪野学騎手（3戦0勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

12月7日、中3週で迎えた19戦目は、嬉勝則騎手を鞍上に迎えて、一般C3-4（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のキンノタマゴに2馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

12月21日、中1週で迎えた20戦目は、一般C2-2（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で嬉勝則騎手（1戦1勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

5歳（2015年）

2月8日、中6週で迎えた21戦目は、佐原秀泰騎手を鞍上に迎えて、しっとの炎特別（高知ダート1300m 曇/重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスマートレーベルに4馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

2月22日、中1週で迎えた22戦目は、雨水特別（高知ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で佐原秀泰騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のリワードランフォスに2馬身半の差をつけて優勝

3月8日、中1週で迎えた23戦目は、啓蟄特別（高知ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で佐原秀泰騎手（2戦2勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、勝ったモントランブランに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

3月22日、中1週で迎えた24戦目は、宮の前公園特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で佐原秀泰騎手（3戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では異次元の末脚を炸裂させて、最後は2着のキンノタマゴを半馬身振り切って7勝目を手中に収めた。

4月5日、中1週で迎えた25戦目は、一般C1-3（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で佐原秀泰騎手（4戦3勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では見せ場なく4着に敗れた。

4月18日、中1週で迎えた26戦目は、一般C1-3（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で佐原秀泰騎手（5戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が冴えず9着に敗れた。

5月4日、中1週で迎えた27戦目は、一般C1-3（高知ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で佐原秀泰騎手（6戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

5月30日、中3週で迎えた28戦目は、サカワサイシン特別（高知ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で佐原秀泰騎手（7戦3勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びを欠き10着に敗れた。

7月4日、中4週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた29戦目は、一般C1-3（高知ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は9戦連続で佐原秀泰騎手（8戦3勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず10着に終わった。

8月8日、中4週で迎えた30戦目は、一般C1-3（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で佐原秀泰騎手（9戦3勝）。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見所を作れず8着に終わった。

8月22日、中1週で迎えた31戦目は、一般C1-3（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は11戦連続で佐原秀泰騎手（10戦3勝）。10頭立ての10番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に終わった。

9月6日、中1週で迎えた32戦目は、ファイナルレース（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は12戦連続で佐原秀泰騎手（11戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったマーマグーをクビ差捉え切れず2着に甘んじた。

9月20日、中1週で迎えた33戦目は、宮川実騎手を鞍上に迎えて、オレ結婚するばい特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚がパッとせず4着に敗れた。

10月3日、中1週で迎えた34戦目は、一般C1-2（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で宮川実騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

10月31日、中3週で迎えた35戦目は、ハロウィーン特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は佐原秀泰騎手（12戦3勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったトウカイバロンに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

11月14日、中1週で迎えた36戦目は、向寒特別（高知ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で佐原秀泰騎手（13戦3勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を伸ばせず5着に敗れた。

11月28日、中1週で迎えた37戦目は、初冬特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は嬉勝則騎手（2戦1勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚が振るわず12着に敗れた。

12月12日、中1週で迎えた38戦目は、一般C1-2（高知ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で嬉勝則騎手（3戦1勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場なく9着に終わった。

12月27日、中1週で迎えた39戦目は、一般C1-2（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は佐原秀泰騎手（14戦3勝）。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。

6歳（2016年）

1月10日、中1週で迎えた40戦目は、松木大地騎手を鞍上に迎えて、一般C1-2（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず10着に終わった。

1月26日、中1週で迎えた41戦目は、一般C1-3（高知ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は佐原秀泰騎手（15戦3勝）。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に終わった。

2月9日、中1週で迎えた42戦目は、ファイナルレース（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で佐原秀泰騎手（16戦3勝）。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着を確保した。

2月21日、中1週で迎えた43戦目は、中塚睦仁記念特別（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は松木大地騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が鈍り8着に敗れた。