イッツマイシャウト（2013年生、母マジックシアター）

イッツマイシャウト（2013年5月31日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「豪の酒場の俗語『俺の奢りだぜ』」。毛色は栗毛。種牡馬のワイルドラッシュ（当時19歳）と交配したマジックシアターが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）千代田牧場。主な勝ち鞍は2017年の探梅賞(一般C2)。

経歴

デビュー前

吉村圭司厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2015年）

9月21日、デビュー戦は福永祐一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。馬体重は466kg。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に敗れた。

10月11日、中2週で迎えた2戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝2000m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。8頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に終わった。

11月1日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝2000m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

11月29日、中3週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた4戦目は、2歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に終わった。

3歳（2016年）

2月14日、約2か月半の間隔を開けて迎えた5戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝2000m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。17頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走したが、6着に終わった。

2月27日、中1週で迎えた6戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝2000m 曇/良）に出走。18頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では弾けるように急駛したが、勝ったエーティーサンダーに詰め切れず、1馬身3/4差の2着となった。

4月9日、中5週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（阪神芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は和田竜二騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に敗れた。

10月4日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた8戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、長谷特別（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に敗れた。

11月1日、中3週で迎えた9戦目は、JBC川崎カウントダウン2（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では決め手が足りず8着に敗れた。

11月23日、中2週で迎えた10戦目は、東松山の梨ゼリー賞（浦和ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に終わった。

12月12日、中2週で迎えた11戦目は、全国梅サミット開催記念（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で森泰斗騎手（3戦0勝）。14頭立ての10番人気で大外14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には食い込めず6着に終わった。

4歳（2017年）

1月4日、中2週で迎えた12戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、初詣特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、インデアンレコードにハナ差交わされて2着となった。

2月2日、中3週で迎えた13戦目は、探梅賞（川崎ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で繁田健一騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のハットプレイに5馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

3月2日、中3週で迎えた14戦目は、一般C1三四（川崎ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で繁田健一騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚を伸ばせず11着に敗れた。

4月6日、中4週で迎えた15戦目は、春眠特別（川崎ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で繁田健一騎手（3戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて7着に敗れた。

6月16日、中9週で迎えた16戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、竹村記念～和孝・綾子祝結婚～（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に敗れた。

7月4日、中2週で迎えた17戦目は、瀧川寿希也騎手を鞍上に迎えて、一般C1八九（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

8月2日、中3週で迎えた18戦目は、8.19ねぶくろシネマ開催記念（川崎ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で瀧川寿希也騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びを欠き10着に敗れた。

10月15日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から13kg減らして迎えた19戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、セイカルト賞（盛岡ダート1600m 曇/稍重）に出走。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に敗れた。

11月11日、中3週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた20戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、サマーハイジ賞（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず5着に終わった。

12月10日、中3週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた21戦目は、鈴木祐騎手を鞍上に迎えて、ノビリス賞（水沢ダート1600m 曇/稍重）に出走。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

5歳（2018年）

1月3日、中2週で迎えた22戦目は、ニューイヤー賞（水沢ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木祐騎手（1戦0勝）。7頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず5着に終わった。

4月8日、約3か月の休み明けで迎えた23戦目は、池田敦騎手を鞍上に迎えて、一般B2三（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

4月22日、中1週で迎えた24戦目は、第五回草野大貴入社記念（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で池田敦騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

5月8日、中1週で迎えた25戦目は、一般B2四（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で池田敦騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では決め手に欠いて8着に敗れた。

5月22日、中1週で迎えた26戦目は、沖静男騎手を鞍上に迎えて、一般B2五（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

6月8日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた27戦目は、森島貴之騎手を鞍上に迎えて、一般C4（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に終わった。

6月13日、連闘で迎えた28戦目は、一般C6（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森島貴之騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のミスターフウジンを3/4馬身振り切って久方ぶりに勝利を挙げた。

6月21日、連闘で迎えた29戦目は、一般C7（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で森島貴之騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では強靭な末脚を発揮したが、3着に終わった。

6月29日、連闘で迎えた30戦目は、御嶽山特別（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で森島貴之騎手（3戦1勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず10着に終わった。

9月7日、中9週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた31戦目は、大原浩司騎手を鞍上に迎えて、ラピスラズリ賞（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に終わった。

9月21日、中1週で迎えた32戦目は、大塚研司騎手を鞍上に迎えて、花野賞（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず5着に終わった。

10月2日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた33戦目は、一般C4（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大塚研司騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず4着に敗れた。

10月19日、中1週で迎えた34戦目は、明日は笠松競馬秋まつり（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で大塚研司騎手（2戦0勝）。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい4着に終わった。

11月1日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた35戦目は、松本剛志騎手を鞍上に迎えて、一般C3（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で猛追したが、抜け出したケングレーハウンドを差し切れず、1馬身差の2着となった。

11月9日、連闘で迎えた36戦目は、一般B11 C3（笠松ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は大塚研司騎手（3戦0勝）。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず4着に終わった。

11月23日、中1週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた37戦目は、まねき馬倶楽部in笠松競馬場（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大塚研司騎手（4戦0勝）。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

11月30日、連闘で迎えた38戦目は、一般C3（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は森島貴之騎手（4戦1勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には割り込めず6着に敗れた。

12月14日、中1週で迎えた39戦目は、一般B8 C3（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は大塚研司騎手（5戦0勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く6着に終わった。

12月21日、連闘で迎えた40戦目は、一般C9（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は森島貴之騎手（5戦1勝）。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず6着に敗れた。

12月31日、中0週で迎えた41戦目は、一般C（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は大塚研司騎手（6戦0勝）。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚が冴えず4着に終わった。

6歳（2019年）

1月11日、中1週で迎えた42戦目は、めいほう杯（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大塚研司騎手（7戦0勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では決め手が足りず10着に敗れた。