ウィルシャー（2007年生、母フォーザキング）

ウィルシャー（2007年5月2日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「米国の通り名より」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のブライアンズタイム（当時22歳）と交配したフォーザキングが18歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）辻牧場。戦績は、中央平地1戦0勝、地方30戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2010年の「おはようモーニングとく戦」。

経歴

デビュー前

9歳のとき、宝寄山育成牧場から「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場されたが主取りとなった。

友道康夫厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2010年）

4月17日、デビュー戦は武幸四郎騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（阪神芝1400m 晴/稍重）に出走。馬体重は450kg。18頭立ての12番人気で大外18番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを18番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい18着に終わった。

9月1日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、一般C3-4（門別ダート1000m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

9月20日、中2週で迎えた3戦目は、藤本三郎騎手を鞍上に迎えて、3歳（福山ダート1250m 曇/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。4着に敗れた。

10月10日、中2週で迎えた4戦目は、3歳（福山ダート1250m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で藤本三郎騎手（1戦0勝）。7頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。3着に敗れた。

10月24日、中1週で迎えた5戦目は、3歳（福山ダート1250m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤本三郎騎手（2戦0勝）。6頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。3着に敗れた。

11月7日、中1週で迎えた6戦目は、3歳（福山ダート1130m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で藤本三郎騎手（3戦0勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。5着に終わった。

11月20日、中1週で迎えた7戦目は、3歳（福山ダート1250m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で藤本三郎騎手（4戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のトップクライムに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

12月5日、中1週で迎えた8戦目は、3歳戦の「おはようモーニングとく戦」（福山ダート1250m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で藤本三郎騎手（5戦1勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。最後は、2着のユアフレグランスに3/4馬身の差をつけて2勝目を収める

12月18日、中1週で迎えた9戦目は、3歳（福山ダート1250m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で藤本三郎騎手（6戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。最後は、2着のルビーウィンクに4馬身の差をつけてファンの高評価に応えた。

12月25日、連闘で迎えた10戦目は、3歳（福山ダート1130m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で藤本三郎騎手（7戦3勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったポッカポカから1馬身差の2着に敗北した。

4歳（2011年）

1月10日、中1週で迎えた11戦目は、4歳（福山ダート1250m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で藤本三郎騎手（8戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。7着に敗れた。

1月22日、中1週で迎えた12戦目は、福山・高知連携宇治島シリーズ四戦（福山ダート1250m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で藤本三郎騎手（9戦3勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。4着に敗れた。

2月6日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた13戦目は、福山・高知競馬連携騎手交流第三十一戦（福山ダート1250m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で藤本三郎騎手（10戦3勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。3着に終わった。

2月19日、中1週で迎えた14戦目は、「おはようモーニングとく戦」（福山ダート1250m 晴/重）に出走。鞍上は12戦連続で藤本三郎騎手（11戦3勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。6着に敗れた。

3月20日、中3週で迎えた15戦目は、福山・高知連携龍馬シリーズ十三戦（福山ダート1250m 曇/良）に出走。鞍上は13戦連続で藤本三郎騎手（12戦3勝）。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。5着に終わった。

3月27日、連闘で迎えた16戦目は、一般C15イ（福山ダート1250m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で藤本三郎騎手（13戦3勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。6着に敗れた。

4月11日、中1週で迎えた17戦目は、一般C2二（福山ダート1130m 曇/良）に出走。鞍上は15戦連続で藤本三郎騎手（14戦3勝）。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。

4月17日、連闘で迎えた18戦目は、一般C2二（福山ダート1250m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で藤本三郎騎手（15戦3勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。8着に終わった。

5月1日、中1週で迎えた19戦目は、「おはようモーニングとく戦」（福山ダート1250m 曇/不良）に出走。鞍上は17戦連続で藤本三郎騎手（16戦3勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月8日、連闘で迎えた20戦目は、「おはようモーニングとく戦」（福山ダート1250m 晴/稍重）に出走。鞍上は18戦連続で藤本三郎騎手（17戦3勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。5着に敗れた。

5月22日、中1週で迎えた21戦目は、一般C2一（福山ダート1250m 曇/稍重）に出走。鞍上は19戦連続で藤本三郎騎手（18戦3勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。5着に敗れた。

6月4日、中1週で迎えた22戦目は、一般C2二（福山ダート1250m 晴/良）に出走。鞍上は20戦連続で藤本三郎騎手（19戦3勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。3着に終わった。

6月12日、連闘で迎えた23戦目は、福山・高知連携明光丸シリーズ三戦（福山ダート1250m 雨/不良）に出走。鞍上は21戦連続で藤本三郎騎手（20戦3勝）。7頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。6着に敗れた。

6月27日、中1週で迎えた24戦目は、福山・高知連携円福寺シリーズ八戦（福山ダート1130m 曇/良）に出走。鞍上は22戦連続で藤本三郎騎手（21戦3勝）。9頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。5着に終わった。

8月25日、中7週で迎えた25戦目は、川島洋人騎手を鞍上に迎えて、「がんばれ!ホッカイドウ競馬」賞（門別ダート1200m 曇/不良）に出走。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚が残っておらず最後はコスモサンドリヨンと並んで9着同着となった。

9月8日、中1週で迎えた26戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、玉簾特別（門別ダート1700m 晴/重）に出走。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に終わった。

9月22日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた27戦目は、うまいど白老牛特別（門別ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐冬樹騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に終わった。

10月6日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた28戦目は、がんばれ!馬産地日高特別（門別ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は服部茂史騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず6着に終わった。

10月20日、中1週で迎えた29戦目は、井上俊彦騎手を鞍上に迎えて、ホッカイドウ競馬三石ファンクラブ特別（門別ダート1700m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚が止まってしまい8着に終わった。

11月3日、中1週で迎えた30戦目は、みついし花だより特別（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で井上俊彦騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

11月15日、中1週で迎えた31戦目は、猿払村さるふつ牛乳特別（門別ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で井上俊彦騎手（2戦0勝）。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず6着に終わった。