デルマローレライ（2019年生、母デアリングエッジ）

デルマローレライ（2019年3月12日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+ライン川流域の岩山にいるとされる精霊の伝承」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のストロングリターン（当時13歳）と交配したデアリングエッジが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。主な勝ち鞍は2022年の一般C2四五六。

経歴

デビュー前

2歳のとき、社台ファームから「千葉サラブレッドセールサラブレッド2歳」に上場され、浅沼廣幸によって2,420万円で落札された。

音無秀孝厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2021年）

8月15日、デビュー戦は松若風馬騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1800m 曇/稍重）に出走。馬体重は410kg。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を披露し、4着に入った。

10月17日、中8週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神芝1800m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松若風馬騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場を作れず6着に終わった。

11月6日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松若風馬騎手（2戦0勝）。17頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず7着に敗れた。

11月27日、中2週で迎えた4戦目は、小沢大仁騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1600m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。18頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず9着に終わった。

3歳（2022年）

3月5日、約3か月半の休み明けで迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は松若風馬騎手（3戦0勝）。14頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい11着に敗れた。

5月15日、中9週で迎えた6戦目は、永島まなみ騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1400m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。18頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びあぐねて8着に敗れた。

7月17日、中8週で迎えた7戦目は、古川奈穂騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（函館芝1200m 雨/稍重）に50kgの軽斤量で出走。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず7着に敗れた。

8月6日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で古川奈穂騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。主導権を握り、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天賦の負けん性を発揮してゴールまで勇戦し、4着を確保した。

8月20日、中1週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/稍重）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で古川奈穂騎手（2戦0勝）。14頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、4着に終わった。

8月28日、連闘で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で古川奈穂騎手（3戦0勝）。14頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では速い脚を持続できず、5着に終わった。

9月4日、連闘で迎えた11戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で古川奈穂騎手（4戦0勝）。14頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に終わった。

2022年9月10日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

11月9日、中8週で迎えた12戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、一般C2四五六（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鬼脚を爆発させて、最後は2着のギルトレターズに2馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

12月12日、中4週で迎えた13戦目は、KEIRINグランプリ平塚競輪場で開催!（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（1戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで止まることなく走り抜いたが、クロスオブドリームに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

4歳（2023年）

1月1日、中2週で迎えた14戦目は、藤本現暉騎手を鞍上に迎えて、二鷹賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

1月31日、中3週で迎えた15戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、王者の眼差し賞（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。13頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、勝ったペイシャガンに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

3月2日、中3週で迎えた16戦目は、一般C1一二三（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は山崎誠士騎手（2戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。先手を取り、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のミュステーリオンに1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

4月6日、中4週で迎えた17戦目は、キングダム賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（3戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端を奪い、少々速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鬼脚を爆発させて、最後は2着のバトルホッパーに4馬身の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

9月13日、約5か月半の休み明けで迎えた18戦目は、川崎競輪☆郡司浩平選手応援しま賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山崎誠士騎手（4戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚勢が鈍り6着に敗れた。

10月10日、中3週で迎えた19戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、めいどいんおおいそ賞（川崎ダート1400m 曇/不良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず6着に敗れた。

11月7日、中3週で迎えた20戦目は、初霜特別（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は山崎誠士騎手（5戦3勝）。14頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。