ワンダークラフティ（2003年生、母ドール）

ワンダークラフティ（2003年1月23日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋父名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のCrafty Prospector（当時24歳）と交配したドールが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。戦績は、中央平地41戦3勝2着1回、中央障害2戦0勝、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は2009年の4歳以上1000万下。

経歴

デビュー前

湯浅三郎厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2006年）

3月11日、デビュー戦は藤田伸二騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。馬体重は508kg。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のアドマイヤロマネに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

10月15日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた2戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦1勝）。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では末脚が振るわず16着に敗れた。

11月14日、中3週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた3戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、名古屋チャレンジカップキューピット賞（名古屋ダート1900m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

12月3日、中2週で迎えた4戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の沓掛特別（中京ダート1700m 曇/良）に出走。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では伸びを欠き13着に終わった。

4歳（2007年）

1月14日、中5週で迎えた5戦目は、長谷川浩大騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい14着に終わった。

2月4日、中2週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で長谷川浩大騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。端に立ち、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい13着に終わった。

3月10日、中4週で迎えた7戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は失速してしまい11着に敗れた。

4月22日、中5週で迎えた8戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1200m 小雨/良）に出走。15頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず11着に敗れた。

5月20日、中3週で迎えた9戦目は、塚田祥雄騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は勢いを失って14着に終わった。

6月16日、中3週で迎えた10戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では瞬発力に富んだ末脚を繰り出し、5着に入り込んだ。

7月28日、中5週で迎えた11戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の村上特別（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。18頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず8着に敗れた。

9月17日、中6週で迎えた12戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、鬼脚を爆発させて、最後は2着のシティボスに1馬身半の差をつけて久方ぶりに勝ち星を挙げた。

10月7日、中2週で迎えた13戦目は、3歳以上1000万下の壬生特別（京都芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではキレのいい末脚を披露したが、4着に終わった。

10月20日、中1週で迎えた14戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の保津峡特別（京都芝1400m 外回り晴/稍重）に出走。18頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

11月3日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上1000万下の醍醐特別（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（1戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では強靭な末脚を披露したが、6着に終わった。

11月25日、中2週で迎えた16戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の雲ヶ畑特別（京都芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では強靭な末脚を披露したが、6着に終わった。

12月16日、中2週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の北摂特別（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を繰り出し、3着に入った。

5歳（2008年）

4月26日、約4か月半の休み明けで迎えた18戦目は、4歳以上1000万下（東京芝1400m 雨/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（1戦0勝）。18頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、6着に終わった。

5月10日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上1000万下の高尾特別（東京芝1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（2戦1勝）。18頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びを欠き13着に敗れた。

5月18日、連闘で迎えた20戦目は、佐久間寛志騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の祇園特別（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には割り込めず9着に敗れた。

5月31日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上1000万下の由比ヶ浜特別（東京芝1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（3戦1勝）。17頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では非凡な末脚を披露し、3着に入った。

6月29日、中3週で迎えた22戦目は、3歳以上1000万下の水無月特別（阪神芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は福永祐一騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず9着に敗れた。

9月21日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた23戦目は、3歳以上1000万下の仲秋特別（阪神芝1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は四位洋文騎手（3戦0勝）。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では逸出した伸び脚で猛追したが、抜け出したウエスタンダンサーにクビ差届かず2着となった。

10月4日、中1週で迎えた24戦目は、3歳以上1000万下の浅口特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（4戦0勝）。15頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい10着に敗れた。

10月18日、中1週で迎えた25戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の久多特別（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（3戦0勝）。18頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位には届かず9着に終わった。

12月6日、中6週で迎えた26戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では切れ味光る末脚を繰り出し、4着に入った。

12月28日、中2週で迎えた27戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のハッピーエンドカップ（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには絡めず7着に敗れた。

6歳（2009年）

1月10日、中1週で迎えた28戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（4戦1勝）。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

2月7日、中3週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた29戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（5戦0勝）。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず8着に敗れた。

2月22日、中1週で迎えた30戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都ダート1200m 雨/稍重）に出走。15頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず11着に敗れた。

3月8日、中1週で迎えた31戦目は、4歳以上1000万下（中山芝1200m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は内田博幸騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、圧倒的な末脚を爆発させて、最後は2着のアポロラムセスに1馬身の差をつけて久方ぶりに勝ち星を挙げた。

3月22日、中1週で迎えた32戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下のトリトンステークス（中京芝1200m 小雨/稍重）に出走。鞍上は長谷川浩大騎手（2戦0勝）。18頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では全く伸びず17着に敗れた。

4月4日、中1週で迎えた33戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の船橋ステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

12月5日、約8か月の休養明けで迎えた34戦目は、3歳以上1600万下の市川ステークス（中山芝1200m 外回り雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走し、3着に入った。

12月20日、中1週で迎えた35戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の納屋橋ステークス（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。最後は脚が止まってしまい15着に敗れた。

7歳（2010年）

1月9日、中2週で迎えた36戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の新春ステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は長谷川浩大騎手（3戦0勝）。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では脚を伸ばせず16着に終わった。

1月17日、連闘で迎えた37戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下のサンライズステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。端をきる形となり、やや速いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい8着に終わった。

4月3日、約2か月半の間隔を開けて迎えた38戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の船橋ステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り最後はタイセイハニーと並んで8着同着となった。

4月25日、中2週で迎えた39戦目は、4歳以上1600万下のフリーウェイステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（6戦0勝）。18頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線では決め手が足りず16着に終わった。

5月23日、中3週で迎えた40戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の駿風ステークス（新潟芝1000m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は中舘英二騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。6着に敗れた。

9月4日、約3か月半の休養明けで迎えた41戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の佐世保ステークス（小倉芝1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は小牧太騎手（1戦0勝）。18頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず14着に終わった。

10月3日、中3週で迎えた42戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の道頓堀ステークス（阪神芝1400m 雨/良）に出走。15頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では見せ場なく14着に終わった。

11月21日、中6週で迎えた43戦目は、西谷誠騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。14頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。7着に敗れた。

8歳（2011年）

1月10日、中6週で迎えた44戦目は、林満明騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。13頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。10着に終わった。